消滅危機!?実は『紅白歌合戦』よりヤバい...視聴率30%超→昨年9.6%
12月30日に放送される『第66回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)の各賞受賞者及び作品が発表された。
「日本レコード大賞」候補となる優秀作品賞には10作品が選出。大方の予想ではCreepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』と、Mrs. GREEN APPLEの『ライラック』の一騎打ちだといわれている。
「確かに『Bling-Bang-Bang-Born』は世界的にヒットしたが、若者以外に知られているのかは疑問。90年代までは誰もが知る作品がレコ大に選ばれていたが、2000年代に入るとavex勢ばかりが受賞して、一気に権威が下がってしまった。ここ10年ほどは、アイドルや若者にしか受けていない楽曲ばかりでシニア層は置いてけぼりに。結果として、番組自体の視聴率が下がり、あまり注目されない賞レースになってしまった」(スポーツ紙記者)
かつては平均視聴率30%超も珍しくなかった同番組だが、年々ダウンし、昨年はこれまでの最低視聴率となる9.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)を記録した。
昨年放送の『第74回 NHK紅白歌合戦』の視聴率は、過去最低といわれても1部で29%、2部で31.9%を叩き出しており、どれだけレコ大が危機的状況なのかが分かるだろう。
視聴率低迷を受けて、要であるTBSでの放送にも黄色信号が灯り始めていると、民放キー局の編成担当者が明かす。
「TBSとしては、このままならCMスポンサーも集まらないし、レコ大から降りたいのが本音でしょう。レコードレーベルも、大賞を取ったからといってCDや配信の売り上げがさほど伸びるわけでもないので重要視していませんからね。そもそも、だいぶ前に旧ジャニーズ事務所が賞レースから撤退して、その年に最も売れた楽曲を大賞にできなくなった。テレビ局関係者の間では、あと数年でTBSがレコ大の放送をやめるのではないかといわれています」
いまやCDを買う人が少なくなり、若者がテレビを見なくなっている中で、「日本レコード大賞」という権威は地に落ちてしまったのかもしれないと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部