2024/12/1 08:33

セブンイレブン、異例

セブンイレブン

セブン-イレブン、異例の警告文「声を掛けてくる女に注意。相手にしないで」

コンビニエンスストアチェーン「セブン-イレブン」のある店舗が万引き犯とされる人物の顔社員を5枚、貼り出し、本部から指導を受け撤去していたことがニュースとして取り上げられている。そのセブンの別の店舗では「『車で〇〇まで乗せてもらえませんか?』と声を掛けてくる女にご注意ください」「相手にしない様、お願いします」と書かれた警告文が貼り出されていたことがわかり、一部SNS上で話題を呼んでいる。もし、このように声を掛けられて応じてしまうと、どのような被害に遭う恐れがあるのか。また、同様の手口の犯罪は多いのか。専門家の見解を交えて追ってみたい。

防犯アドバイザーの京師美佳氏はいう。

「人気(ひとけ)のないところまで運転させて、そこで単独で、もしくは複数の協力者とともに運転手に強盗をはたらいたり、声をかける相手がタクシー運転手の場合は無賃乗車目的であったり、声をかける相手が女性であれば、わいせつ目的であったりといった事例が過去に起きています。女性1人が男性に『車に乗せてほしい』と言うケースでも、もし男性が運転席に座った状態で後部座席や隣に座る女性から首に刃物などの凶器を突き付けられれば、抵抗するのは困難なので、油断は禁物です。

 今回のケースでいえば、声を掛けている女性は以前から同じ行為をこのコンビニの敷地内で繰り返しており、すでに被害が出ている可能性も考えられます。見知らぬ人から『車に乗せて』と声をかけられた場合、その理由を尋ねて相手が『お金がない』『緊急を要する』などと理由を説明してくれば、冷静に『警察に相談してください』などと伝え、絶対に乗せないということが重要です」

「男性が女性から声をかけられて車に乗せたところ、女性から『わいせつな行為をされた。警察に通報されたくなければ●●円払え』と金銭を要求されて脅迫されるというパターンもあります。特に車内は密室で1対1の状態になりますし、警察も常に公平に両者の言い分を聞くとは限りませんし、善意で車に乗せてあげたら冤罪の被害者になってしまったというケースも考えられます。声を掛けられたら、とにかく『車に乗せない』『その場から立ち去る』というのが鉄則です」

 コンビニ側の対応について、コンビニチェーン関係者はいう。

「駐車場に停車中の車から貴重品が盗まれたり、敷地内でお客が暴行事件が起きた場合など、敷地内で店舗関係者以外の人が起こした犯罪や紛争について店舗が法的な責任を負うということは基本的にはありません。ですが、近隣住民の間で『あそこのコンビニに行くと危ない』『店舗として何も手を打っていない』といった風評が立つと営業に影響が生じる恐れもあるため、未然の防止策として、このような強いトーンの警告文を貼り出しているのだと考えられます。客商売である以上は『お客さんから被害者を出さない』ための行為を可能な範囲で行うというのはトラブル予防策として必要です」

と、ビジネスジャーナルが報じた。

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編集者:いまトピ編集部