【ついに引退】伝説「居合わせたお客さんのお会計を全て済ませた」
今シーズン限りで現役引退を表明した、浦和レッズのFW興梠慎三は、20年間のプロ生活で、鹿島アントラーズ、浦和、コンサドーレ札幌でプレーし、J1歴代2位の通算168ゴールを記録。
日本代表とはあまり縁がなく、国際Aマッチに16試合出場して0ゴールと結果を残すことはできなかったが、天才肌の実力は誰もが認めるところだといい、雑誌やYouTubeの企画で、現役選手や引退したOBに「歴代でどの選手がいちばんすごいフォワードだったか」という問いに、必ずと言っていいほど名前が挙がったのが興梠だという。
ここ数年、サッカー界はバキバキのアスリートボディが当たり前になり、食生活にこだわって体作りをする選手ばかりだが、興梠はナチュラルボディで戦ったといい、そのリアルなエピソードについて、サッカーライターは
「ユニフォームを着ていると、お腹がぽっこり出ているのがわかるんです。2015年に日本代表の監督にヴァイド・ハリルホジッチ監督が就任した際には、代表選手の選定基準に『体脂肪12%以下』を掲げたことがありました。合宿初日に測定があり、基準値を上回っている場合は準備不足だとして、ハリルホジッチ監督の公開説教が待っていました。そんな中、興梠はまさかの16.4%で、しっかりと怒られていました」
と語る。
興梠はそれでも得点を取り続け、ハリルホジッチ政権で招集されていたとのこと。
ピッチ外では気風がいい性格で、兄貴として慕われていたといい、サッカー界ではある程度の年齢を過ぎれば年俸が減ることはしばしばで、外食時の割り勘は珍しくないが、興梠が後輩に財布を出させることはなかったようで、。前出のサッカーライターが、興梠伝説について
「2017年に浦和がアジアチャンピオンズリーグの決勝に進出し、ホームで10年ぶりの優勝を決めました。試合後には熱狂冷めやらぬ浦和の街にフラリと出没し、サポーター行きつけの居酒屋や牛丼チェーン店の『吉野家』にわざわざ出向き、居合わせたお客さんのお会計を全て済ませたんです」
と振り返っていると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部