田中将大(36)「決別」を宣言
楽天から自由契約となった田中将大が、古巣との「決別」を宣言した。
12月8日に都内で野球教室を開いた田中は、他球団からのオファーを含めた進捗状況を聞かれると、「特に言えるようなことはない。とにかくトレーニングを続けて、レベルアップを図る」
日米通算197勝を挙げ、節目の200勝まであと3勝に迫っているが、仮に独立リーグなどに移籍して白星をマークしても、カウントはされない。現実的には楽天を除く11球団からオファーがなければ、その時点でジ・エンド…となりかねない。
しかしながら楽天の石井一久SDは、田中との再契約について「それは全然、可能」と、再考の余地を残す発言をしている。ただ、田中はハッキリと言った。
「それがあるなら、こういうことになっていない」
自由契約発表直後の会見で話した通り、
「悩んで悩んで、考えて考えて出した答えなので。そこはないと思います」
楽天に対し、「決別」をきっぱりと宣告したのだった。球団OBは言う。
「今、戻ったら足元を見られることは間違いない。田中は絶対にそんな道は選ばないだろうとは思ったが、さりとて11球団の反応は極めて鈍い。1年浪人する覚悟があるか、1軍最低年俸で再売り込みをかけるか…」
それで200勝を達成しても、あえなく消えてしまったのは「楽天・田中監督」の可能性だ。
「球団と本人双方が、ケンカ別れのような状態になっている。これでは三木谷浩史オーナーが描いていた『マー君監督プラン』が幻に終わってしまう。お互いにとって、本当にそれでよかったのかね」(前出・球団OB)
悲しむのは野球ファンだろうとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部