堀江貴文、激怒
Amazonコラムニストで作家の妹尾ユウカ氏が「40歳近くになってパーカー着てるおじさんっておかしい」と発言したことが大きな波紋を広げている。実業家の堀江貴文氏やひろゆき氏、前澤友作氏、お笑い芸人のほんこんなど、さまざまな方面からコメントが発せられ、炎上状態になった。それに対し妹尾氏は、自分の真意が伝わっていないとしつつ、「ジジイっつーのは先が短いからか早とちりだな!」と挑発して、さらなる反感を買っている。妹尾氏の発言の真意はともかく、40代、50代の男性がパーカーを着るのは避けたほうがよいのか。アパレル業界では、パーカーは中高年男性を想定した製品ではないのか。専門家の見解を交えて検討してみる。
独特の恋愛観や歯に衣着せぬ物言いで若い女性からの支持が高いコラムニストの妹尾ユウカ氏が12月6日に、YouTube「新R25チャンネル」に出演し、『【老害おじさん化回避】若者と絡むな、パーカ着るな。“いいおじさん”のすべて【イケオジへの道】』のテーマでトークを展開した。そのなかで、「若い子と付き合ってるほうが歳を取らない」という考え方を「気持ち悪い」「若い子の中に入ってくるな」などと突き放し、そういう人は若者の要素を取り込んだ服装をしがちで、「40歳近くになってパーカー着てるおじさんておかしい」「ジジイはパーカーでフラフラするな」と持論を展開。
この発言に実業家の堀江貴文氏が怒りの投稿。
「50過ぎても余裕でパーカー着てるおじさんです。なんなら自分の着てるパーカーまでプロデュースしてます。おかしいんですかね?おじさんがパーカー着るなとか、若い子と交流するなとか言うのはエイジハラスメントじゃないですかね!!若い女がおじさんのことをdisるのはいいんですかね?逆はめちゃくちゃ叩かれるのに!正直めちゃくちゃ腹立ちますね。この女。」
これに妹尾氏は「ちなみにこれ『商談の際などにパーカー着てる会社員のジジイなんなん?』って話だったのが『ジジイはパーカー着るな『という形で拡散されてしまったんだけど、ジジイっつーのは先が短いからか早とちりだな!!」と真意を釈明しつつ堀江氏を挑発。
だが波紋は広がり続け、実業家のひろゆき氏も「こういうタイプの人に寄って来て欲しくないので、パーカーを着る事で両者に幸せが訪れると思うおいらです」と妹尾氏への嫌悪感をあらわにした。お笑い芸人のほんこんも堀江氏の発言に共感しつつ「「誰が何着ようが、何歳でも着ようが、関係あらへんがな」「年いって着たらあかんとか言うてるほうのほうがおかしい」などと妹尾氏にかみついた。
一方で実業家の前澤友作氏は、「話題の妹尾さん、ちょっと毒舌だけど、わかるーっていうのが多くてめちゃめちゃ面白いのでフォローしてます」と妹尾氏に興味を示しつつ、2021年に国際宇宙ステーションに滞在した際の写真をSNSに投稿し、「宇宙でもパーカー着ちゃってた」と自身もパーカーを愛用している様子を紹介した。
妹尾氏の発言の真意や賛否はともかく、アパレル業界としては40代、50代の男性をターゲットとしてパーカーをつくってはいないのだろうか。またパーカーとは、そもそも“若者が着る服”なのだろうか。繊維業界に精通するフリーライターの南充浩氏は、「もともとパーカーは若者の服ではなかった」と語る。
「服装の縛りが緩い業界であれば、中高年男性がパーカーを着ていてもあまり気にならないと思います。堅い職業の場であれば、もちろんパーカーはそぐわないでしょう。堅い職業の商談の場などケース・バイ・ケースではありますが、年齢で区切るのはどうかと思います」
業界としては、パーカー製品の購買層は若者を想定しているのだろうか。
「パーカーやフーディーと呼ばれる、頭からかぶる商品は、楽に着られるというメリットがあります。コーディネートに頭を悩ませることなく、気軽に着ることができます。最近のアパレルは、楽、快適、洗濯しやすい、といった商品が売れる傾向にあります。特にデザイン、色、材質などにこだわっている方でなければ、パーカーは非常に重宝するアイテムです。と、ビジネスジャーナルは報じた。
編集者:いまトピ編集部