2024/12/17 12:05
『閉店ラッシュ』止まらない、深刻な人手不足
江戸時代に庶民の憩いの場として栄えた床屋(=理髪店)が、経営者の高齢化により閉店ラッシュに見舞われていることは以前からいわれてきたが、ここにきて理髪店から顧客を奪い増加してきた美容サロン(=美容室)でも、倒産が続出していることが判明した。
帝国データバンクによると、2024年1〜8月の美容室の倒産件数(負債1000万円以上、法的整理)は139件で、前年同期比の約1.5倍。これは年間で最多だった2019年の166件を上回るペースだ。
「美容や健康に対する意識が高まり男性や子供の利用者も増えた結果、美容サロンの数が倍増。現在全国に約25万店とコンビニの5倍弱もあるのです。しかし、美容サロンの増加と反比例して、美容師数は減少傾向にある。というのも、平均年収が約300万円と低いうえ、1998年に理美容学校が1年制から2年制に変わってから、どこにも属さないフリーランスの若手美容師が増えた。美容業界における働き方や考え方に変化が起きたんです」(流通ジャーナリスト)
と、週刊実話WEBが報じている。
編集者:いまトピ編集部