『ドラマ』視聴率惨敗も「高く評価されている」
俳優の鈴鹿央士と松本穂香がダブル主演を務める月9ドラマ『嘘解きレトリック』(フジテレビ系)の最終回が12月16日に放送された。作品の評判は上々だったものの、視聴率は最後まで振るわなかったようだ。
「『嘘解きレトリック』は演出に永山耕三氏や鈴木雅之氏といった同局を代表するビッグネームが名を連ねており、スタッフの布陣だけ見るとシリーズ化を見越した企画のように見えます。なお、『ガリレオ』はこれまでに連ドラ2作、単発ドラマ3作、劇場版3作を制作。2022年に公開された劇場版3作目『沈黙のパレード』は興行収入30億円を記録しました」(テレビ誌記者)
『ガリレオ』同様に今後、シリーズ化の可能性が考えられる『嘘解きレトリック』。しかし、視聴率はなんとも厳しい印象がある。
「初回は平均世帯7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進しましたが、第2~6話は6%台にダウン。さらに第7話以降は5%台が続いていました。加えて、TVerのお気に入り数も69.1万(今月18日時点)に留まり、ヒットとはいえない数字。シリーズ化は難しいように思えますが、フジは低視聴率が話題となった向井理主演『パリピ孔明』(昨年9~11月に放送)を『パリピ孔明 THE MOVIE』として映画化すると18日に発表したばかり。視聴率が爆死状態でも映画化に踏み切るケースはあるようです」(同)
“水10”枠でオンエアされた『パリピ孔明』は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』を手掛ける根本ノンジ氏が脚本を担当したが、平均世帯視聴率の期間平均は4.5%と惨敗を喫した。
「同名コミック(講談社)を実写した『パリピ孔明』は、内容が原作やテレビアニメ版(TOKYO MXほか)と比較されて賛否を呼んだものの、熱心な視聴者も多く、劇場版は一定の収益が見込めると判断されたようです。『嘘解きレトリック』も『パリピ孔明』同様に、世界観の作り込みが高く評価されており、映画事業に前のめりな今のフジなら映画化に踏み切っても不思議ではありません」(同)
最終回放送後には“嘘レトロス”を訴える視聴者も散見された今期の月9。果たして続編は作られるのだろうか。とサイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部