『ココイチ』21年1月以降○○で撤退に追い込んだ「カレー550円」チェーンとは
国内最大のカレーチェーンは“ココイチ”の愛称で親しまれる「カレーハウスCoCo壱番屋」。1245店(2024年2月末時点)と圧倒的な店舗数で全都道府県に出店しており、食べに行ったことがある人も多いはずだが、そんな同チェーンが二度にわたって撤退を余儀なくされた地域があるという。
それは北海道の十勝地方だといい、21年1月、帯広に隣接する音更町内にあった店舗の閉店後は、ココイチ空白地帯となっているとのこと。
時期的にコロナ禍ということで飲食店にとっては厳しい状況だったのは容易に想像がつくが、十勝という地域的な要素も影響しているようで、実は、この地域には「インデアン」というローカルカレーチェーンがあり、地元住民から絶大な支持を得ているとのこと。
1号店のオープンは1968年とココイチ(1978年)より歴史は古く、現在は帯広を中心に十勝地方に11店舗、さらに釧路市内に2店舗の計13店舗を展開。帯広といえば全国的には豚丼が有名だが、地元のソウルフードといえば、このインデアンのカレーなのだという。
ルーは、インデアン、ベーシック、野菜の3種類。お家で食べるようなドロッとしたカレーで飽きの来ない味になっており、基本の「インデアンルー」のカレーは550円。トッピングを付けて1000円前後になることも珍しくないココイチに比べてリーズナブルだといい、さらにライスなしのルーのみのテイクアウトにも対応しており、鍋を持参すれば容器代不要で直接入れてもらえるという。
今では札幌名物として観光客に人気のスープカレーほどの知名度はないが、一食の価値はあるはず。帯広を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみることをオススメしたいと「アサ芸ビズ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部