『THE W』終了か「差別につながる」
漫才日本一を決める『M-1グランプリ2024』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が、12月22日に生放送される。
今年は、記念すべき20回目の開催。長く審査員を務めたダウンタウン・松本人志は不在だが、新たにオードリー・若林正恭、かまいたち・山内健司らが加入。
審査員は平均年齢が5歳若返り、令和ロマンが史上初の2連覇を狙うなど、何かと話題を集める大会となっている。
「『M-1グランプリ』は、漫才界でもっとも権威のある賞レースの一つ。その傾向は近年、さらに強くなり、世間の認知度も群を抜いている。テレビ局のスタッフも最近では『M-1グランプリ』だけに注目していて、優勝せずとも決勝に進出すれば仕事が一気に増えます」(民放関係者)
大盛り上がりとなっている『M-1グランプリ』だが、その一方でひっそりと決勝が放送された賞レースがある。
それが、『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』(日本テレビ系)だ。
10日、決勝戦が3時間にわたり生放送されたが、視聴率は世帯平均で6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と『M-1グランプリ』の半分以下。番組が放送されていたこと自体を知らない人も多いだろう。
『THE W』は毎年低視聴率のうえ、近ごろでは優勝した女性芸人がそれほど売れないことでお馴染み。さらに今年は、優勝した結成12年目のコンビ・にぼしいわしを含め、最終決戦に残った3組が下ネタを披露したことで、SNSで大きな批判を浴びている。
こうしたことから、放送を請け負う日本テレビ社内でも継続を疑問視する声があがっているという。
「誰も注目していないのに放送する必要があるのかという疑問の声が局内で出ているようです。これだけ男女差別をなくすといっている中で、女性限定の大会を運営することが差別につながるという意見もある。本当に面白ければ『M-1グランプリ』や『キングオブコント』で優勝できるわけですし、継続するのであればネット配信で十分なのでは」(同)
男女ともに出場できる『M-1グランプリ2024』には1万330組がエントリーしたが、『THE W』は903組だけ。賞レースが乱立している中で、テレビから一番初めに姿を消すのは『THE W』になりそうだ、と週刊実話WEBが報じている。
編集者:いまトピ編集部