視聴率は瀕死状態...『ドラマ』としては最もヤバイ状況か
いよいよ社会人編がスタートした、NHK連続テレビ小説「おむすび」。福岡県の糸島を舞台とした高校生編、神戸に戻ってきた専門学校編を終え、社会人となった米田結(橋本環奈)がどんな活躍をするのかが注目されるが、視聴率は瀕死状態である。世帯視聴率が12%台に落ち込む日が増えつつあるからだ。
そしてXを中心に「#おむすび反省会」なるハッシュタグ付きで、ドラマの内容にツッコミを入れたりダメ出ししたりするポストが、ここに来て減少している。
「といっても、ドラマが面白くなって批判的な反応が減った…というワケではありません。あまりにも面白くなさすぎて批判すらされなくなりつつあるという、ドラマとしては最もヤバイ状況になりつつあるということなのです」(ドラマウォッチャー)
では今週の展開を見てみよう。恋人・四ツ木翔也(佐野勇斗)が野球部に所属する星河電器の社員食堂で働くことになった結は、暗めの色に戻した髪をまとめ、紺色のスーツに身を包んで初出社したが、「どんな格好をしとっても、うちは一生ギャルやけん」と、ギャルの掟だったはずの「他人の目を気にしない」ポリシーを捨て、自分に言い訳をする。ここで「そもそもギャルの設定はいらなかったのでは」という視聴者の疑問が浮き彫りになる。
さらには面接を通過して入社したはずなのに、社員食堂では調理師の立川(三宅弘城)から「ウチに栄養士なんかいらん」と歓迎されていない様子。邪魔者扱いされ、本来の栄養士としての役割は果たせない。挨拶に同行した総務部長は、そんな立川を腫れ物扱いだ。この会社は大丈夫なのかと、視聴者に疑問を抱かせてしまう。
一方、野球部には四ツ木の後輩部員が登場。大学野球で2年連続ホームラン王に輝いた逸材だというが、「そんな実績を持つ選手がドラフトにかからずに、社会人野球にくるわけがない」と、野球好き視聴者からのツッコミが。
一方で四ツ木は肩を痛めたが、チームメイトや監督に相談するでもなく、かといって病院に行くでもなく、書店でスポーツ医学の本を調べて「肩関節唇損傷」と自己診断。自然治癒が見込まれず、手術が必要と知って絶望する。プロ野球を目指す選手として、この態度は失格だろう。
そんな中、結の幼馴染みで高校の同級生だった古賀陽太(菅生新樹)が、丸坊主姿で神戸に現れるが、ここにも大きな違和感が。
「中華料理店での登場シーンでは短い坊主頭だったのに、その晩の米田家ではかなり髪が伸びている。その後のシーンではまた丸刈りに戻っています。橋本が多忙なため、撮影のスケジュールに影響を与えているようですね。それぞれ撮影時期がバラバラなのでしょう。しかし、なぜ髪型を揃えないのか。視聴者に指摘されるほど髪型が違うとは、なんとも雑な…」(テレビ誌記者)
こうした「ツッコミどころ満載」の展開だが、「#おむすび反省会」への反応はやはり、明らかな減少傾向にある。
「反省会の住民は、批判しつつもドラマをよく見ている。そんな層が減少してしまうのは、批判する価値もないと判断されたということ。末期的ですね」(前出・ドラマウォッチャー)
朝ドラとしては、これまでの最低視聴率だった2009年度下期「ウェルかめ」を超える最低記録が見えつつある。期間がまだ半分以上残っている「おむすび」は、このまま再浮上できずに終わってしまうのかとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部