出店ラッシュ『うなぎ専門店』期待値を大きく上回った
2022年9月に1号店をオープン後、かなりの勢いで店舗数を増やしている鰻専門チェーン「鰻の成瀬」。急拡大を果たす同チェーンの実力を確かめるべく、グルメライターが店舗を訪れ、実食してきました。
コロナ禍以降、にわかに注目を浴びつつある鰻チェーン。激安のうな丼が食べられる店として知られている「名代 宇奈とと」は、店舗数を飛躍的に増加させ、「にょろ助」などの新興チェーンも、拡大傾向にありました。
しかし、それらのチェーンで一部の店舗が閉店するなど、勢いが落ち着きつつある中で、怒涛のような店舗数の拡大をはかるチェーンが登場し、注目を集めています。それが「鰻の成瀬」です。
2022年9月に神奈川県横浜市に1号店をオープンした同チェーンは、24年の3月には100店舗を突破するほどに爆増。6月には香港にて海外での出店をスタートして、10月に2店舗目として、香港の中心地にオープン。12月には韓国にも出店し、海外3店舗も含めて、12月現在で324店舗となりました。
急成長を遂げた「鰻の成瀬」の実力は本物なのか――。ネット上では「まずい」との評価も聞かれるだけに、実際に店舗を訪れ、味を確かめることにしました。
店名こそ明かせませんが、高級食材をリーズナブルに楽しめる! というコンセプトのお店を訪れ、ハズレを引いたことが少なくない筆者ですが、「鰻の成瀬」に関しては、期待値を大きく上回ってきたことはうれしい誤算でした。
価格帯的にも、かなり気合を入れて食べる高級食というよりも、日常の中でのちょっとぜい沢をしたいシーンにぴったりといった感じで、筆者は今後も通おうと思った次第です。
ただ、少し心配になってしまうのは、同チェーンが行っているような急速な店舗数拡大を行ったチェーンが、その後やはり急速な閉店ラッシュに見舞われ、事業規模が縮小されてしまうという悲しき前例が、「東京チカラめし」を筆頭としていくつかあるということ。
「鰻の成瀬」にはぜひ堅実な経営をしてもらい、日常のプチぜいたくをするチェーン店として、今後も我々に“鰻の幸せ”をリーズナブルに届け続けてほしいと思います。とサイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部