性加害告発の元女子アナ『国民的お笑い芸人』からの被害も告白
元アナウンサーでYouTuberの青木歌音が、1年前の2024年1月に公開したYouTube動画のなかで、「国民的お笑い芸人」からの性被害を告白していたことが、改めて注目を集めている。
中居正広の女性トラブル騒動に端を発したフジテレビの問題で波紋が広がるなか、青木は今月14日に、自身のXでフジテレビの番組に関わる制作関係者の「お偉いさん」による性加害について告発。
同20日に公開したYouTube動画のなかで具体的な被害について説明し、所属事務所から「契約解除の方向で」と告げられたことを明かして、事務所側の対応に不信感を抱いたことを語っていた。
青木は以前から、芸能界での性被害について語っており、2024年1月に公開した動画でも、「大物芸人」からの性被害を告白。
「女子アナウンサーの見習い」という立場で番組に出演していた際には、番組に出演した著名な芸能人の誘いで飲み会が行われることも多かった。
青木も「そういう飲み会に顔を出すと、まだ売れていない私にとってはチャンスなんですよ」「すごい芸人さんがいたりとか、番組のスタッフさんとか、作家さんとか、お偉いさんがいるんですよ。なのでそういったところに積極的に顔を出すっていうのは、タレントやアイドルの卵の人たちって、たぶんみんなが経験してるんですよね」と振り返る。
続けて「その飲み会で出会った、とある国民的お笑い芸人さんなんですけど、突然DMが来まして。『この前はありがとう。歌音ちゃんのこともっと知りたいから、よければ2人でご飯食べへん?』って来たんですよ。いきなり」と打ち明ける。
「私、びっくりして。めちゃくちゃうれしくて。これチャンスじゃんって。もちろんその方のことを小さい頃からテレビで見ていたから、わあうれしい、みたいなミーハー心もちょっとあったけど、どっちかっていうと、私はこの人とつながって、いろんな番組に出られるチャンスを作りたいって、そういう感じだったんですよね」とも明かした。
その大物芸人と個室の焼肉店で食事をし、芸能界の生き抜き方や、著名な芸能人の裏話などを聞かされた青木。食事を終えると、「これでバイバイはないでしょ。もう下にタクシー呼んであるから」と誘われたという。
こういったケースでは「逃げられたはず」との批判も起こるが、青木は「逃げられないんだよ。尊敬の念が湧くんだよね。その瞬間に手を引っ張られて急展開で、しかもタクシーもいつの間にか用意されてて、パニック状態なんですよ。だから正常な判断ができない」と説明。
さらに、断ることで今後の芸能界での立場に影響が出るのを恐れたことや、ホテルの室内で相手が威圧的に怒りを見せたこともあり、「業界での自分の立ち位置を守るために、最終的に受け入れてしまったという感じ」と述べる。
「その方、今もバンバンテレビに出てるんだよね。私が告発したら、たぶん仕事を失うと思うよ」とも話す。
ただ、「自分が売れたいという損得勘定」で受け入れたことに「自分の非も認めている」として、この時点では実名で告発する意思がないことも話していた。
ここ最近、芸能界における性加害について問題が持ち上がったことで、青木のこの動画も再び注目を集めるようになり、SNSでも「誰?」「急に言い出した話ではない、大分前から言われていた」などと話題に。
青木の元には、後になって性被害を告発することに批判の声もあるが、青木はXで、7年前から性被害について言及しているとして、「当時は全然話題になりませんでした。話題になりやすい今言うのは当然では?」と反論している、とSirabeeが報じている。
編集者:いまトピ編集部