『LUUP』駐輪場、ゴムシート下に隠されたアレ…「あまりに酷すぎる」相次ぐ非難
街中の至るところで目にするようになった電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」だが、ネット上では、同サービスにおけるポートの設置位置が「あまりに酷すぎる」と、たびたび物議を醸しているという。
Xユーザー・あずまさんが
「水道メーターの上にLUUPの設置で叩かれたら、問題解決方法として、ゴムシートを敷いて無かったことにするとは」
が投稿したポスト。綴られた投稿には、LUUPの看板と、地面に敷かれた複数のゴムシートが写った写真が添えられているといい、一見すると何の変哲もない光景だが、問題なのはゴムシートの敷かれている箇所だという。なんとシートの隙間からは、地面に設置された水道のメーターボックスが覗いていたとのこと。
ポスト本文は「なぜ、この解決法で良いと思うのか。ちょっと考えれば分かると思うけど、コンプラも仕事してないなぁ」と締められているという。
メーターボックスの上に物が置かれていては蓋の開閉は不可能なため、通常、これらの蓋部分には「積載禁止」の4文字がハッキリと記されているが、昨今、LUUPがこうしたメーターボックスの上にポート、および電動キックボードを設置しているケースが全国で散見され、ネット上で物議を醸しているという。
そのため、地面にゴムシートを敷くという対応を見て「メーターボックスの存在そのものを隠蔽している」と解釈した人も。件のポストは投稿から数日で1万件以上ものリポストを記録し、Xユーザーからは「ウソでしょこれ…」「そこまでしてポート設置したいん?」「流石に、こんな悪化するなんて思わなかった」「『臭いものに蓋』を見事に体現している」「あまりにも悪質」など、驚きと疑問の声が相次いでいたようだ。
ポスト投稿主・あずまさんがこちらのポートを目撃したのは、宮城県仙台市青葉区でのこと。
ちなみにポスト投稿の翌日には、仙台市議会議員・伊藤ゆうた氏のXアカウントが「私から仙台市水道局に対し、現地確認を含めた必要な対応を求めました」と反応。続くポストには、ポートおよび、ゴムシートが水道メーターの上から撤去された現地の画像が添付されていたようだ。
メーターボックス付近に物を置く行為について、仙台市水道局の営業課・担当者は「こちらの設備は、水道の使用量の確認や、水道料金の計算に必要な物です。そのため、この上に物を置くと使用量確認の検針が円滑に行えなくなります」と指摘。
LUUP側でも今回のケースを深刻に受け止めているようで、話題のポスト投稿と前後し、LUUPから水道局に問い合わせがあったことが判明。伊藤氏のポストにもあったように、問題となった場所の水道メーターは、現在では適切な状態となっていることが明らかになったという。
LUUP側では27日、公式サイトより「ポートの設置場所について」と題した「おしらせ」を公開。
その内容は
「SNS上でご指摘頂いておりました、水道メーターボックス上にマットを敷設した当社のポートについて、本日当該メーターボックス部分のマットを撤去し、ポートを縮小いたしました」
「なお、当該水道メーターボックスは実際には使用されていないものであることを確認しておりますが、関係機関とも扱いについては協議してまいります」
「当社では、本件に限らず、これまでのご指摘を重く受け止め、ただいま全国約11,600ポートの全件について現地点検を進めており、その結果を受け必要な対応を取ってまいります」
というものだったと「Sirabee」が報じている。
編集者:いまトピ編集部