『プロ野球界』にも上納システム疑惑浮上「関係は60年にも及ぶ」
元SMAPのリーダー・中居正広氏が1月23日、芸能界引退を発表した。
中居氏の「女性トラブル9000万円示談金問題」を巡る批判の矛先は、幹部社員の関与を報じられたフジテレビに向けられている。
自局の女子アナに対する“上納・接待システム常態化”疑惑も取り沙汰されており、今後の状況次第では、2月1日のキャンプインを目前に控えているプロ野球界にも飛び火する可能性が出てきた。
元ヤクルト球団幹部が“株主”フジテレビの女子アナとヤクルト選手についてこう証言する。
「報じられているフジテレビの女性社員と中居氏のトラブルの背景を察すると、人気タレント=人気プロ野球選手と女子アナの関係性にも当てはまります。コンプライアンスが厳しくなった現在は把握していませんが、ひと昔前はムチャクチャでしたね。例えば、ヤクルトのN選手は現役時代、フジテレビの女子アナと遊びまくっていました。それが表沙汰にならないようにするため、苦労したものです」
この元球団幹部によると、N選手は個人だけではなく、チームメートにも広く女性を紹介していたという。
「N選手は当時のチームの中心選手だったH選手やI選手らにフジテレビや他局の女子アナはもちろん、モデルなども紹介していた。だから選手間ではN選手は人望がありましたが、球団上層部からは快く思われていなかった。結局、N選手は他球団に移籍しましたが、実際は解雇同然でした。そう言えば、フジテレビ側は野村克也監督(当時)にも某女子アナを接待で手配していましたね」(同)
現在、フジテレビの親会社であるフジ・メディア・ホールディングスはヤクルト球団の20%の株を保有する大株主。1965年には、産経新聞とフジテレビが国鉄から球団経営権を譲渡されている(70年にヤクルトへ売却)。
つまり、両者の関係は60年にも及ぶほど古いのだ。
ここでフジテレビを危機的状況に陥れた一連の中居氏の女性トラブルを簡単に振り返っておこう。
中居氏の女性トラブルは昨年12月19日に発売された『女性セブン』が第1報。
同誌によると、2023年にフジテレビのAプロデューサーの声掛けで、中居とA氏、芸能関係の女性の3人での会食が予定されていた。
しかし、直前になってA氏がドタキャン。中居と女性の2人だけになり、不同意のトラブルに発展したという。
その後、代理人を介し話し合いが行われた結果、中居が和解金約9000万円を女性に支払うことで、トラブルは解決したと報じている。
そして、年明けの1月8日発売の『週刊文春』で、トラブルは23年6月上旬に起き、性的被害を受けた女性はフジテレビの元社員であることが明らかになった。
被害現場は中居の自宅マンションだった。
「中居氏から性加害を受けた被害女性はすぐに仕事上で繋がりのあった佐々木恭子アナに相談したが、なしのつぶて。会社ぐるみで隠ぺいした疑いも指摘されています。なお、会食をセッティングしたのはA氏だとされていたが、『週刊文春』は1月28日、『X子さんは中居に誘われた』『A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた』と記事を訂正。そのうえで、A氏が中居氏のトラブルに関与した事実は変わらないとしています」(スポーツ紙記者)これについて、フジテレビは「当初より一貫して、『当該社員は、食事会の設定を含め一切関与しておりません』と主張し、発行元に対してもその旨伝えておりました。今後は、第三者委員会の調査に委ねてまいります」とコメントしている。
話をフジテレビ女子アナとヤクルト選手に戻すと、これまで結婚したのは、95年の中井美穂と古田敦也、00年の木佐彩子と石井一久の2組。
しかしゴールインには至らなかったものの、交際が報じられたことがあるのは、久慈暁子と原樹理、三上真奈と小川泰弘らがいる。
「中井と古田、木佐と石井が結婚した頃は、女子アナブームを仕掛けたフジテレビの独壇場だった。各テレビ局ともスポーツニュース関連番組が花盛り。局側は取材対象になる有名プロ野球選手に深く食い込むためのニンジンとして女子アナは格好の接待要員でしたし、女子アナにしても一流プロ野球選手との交流は人脈などスキルアップに繋がり、果ては玉の輿に乗ることができるため、決して悪い話ではなかったはずです」(夕刊紙記者)女子アナと有名プロ野球選手の結婚は、先の中井&古田、木佐&石井以外にも、99年福島弓子(TBS)&イチロー(オリックス)、04年柴田倫世(日本テレビ)&松坂大輔(西武)、06年小野寺麻衣(日本テレビ)&高橋由伸(巨人)、10年長野翼(フジテレビ)&内川聖一(横浜)、15年下平さやか(テレビ朝日)&長野義久(巨人)…など枚挙に暇がない。
“芸能界イチ”の野球好きを自負し、昨年のワールドシリーズ(ドジャース対ヤンキース)では、中継したフジテレビの応援サポーターを務めた中居氏。
侍ジャパンが世界一となった2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも「侍ジャパン公認サポートキャプテン」の大役を任されており、プロ野球選手とも太いパイプを築いていた。
「中居くんがプロ野球選手との交流を深めたのは、キレイどころの女子アナやモデルらを紹介していたからですよ。だからWBCや五輪中継、プロ野球関連番組で活躍できた面はある」(プロ野球球団の元大物監督)
事情に詳しいベテランスポーツライターY氏の話。
「女子アナとプロ野球選手が近しくなったのは、古田と中井が結婚して以降ではないか。コンパなどよく開かれていた。そこは出会いの場の若い男と女。過去にひどい目に遭った女子アナがいても不思議ではない。彼女らが告発すれば球界にも波紋は広がるでしょう」と、週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部