『ドラマ』視聴率9.0%、不評「33年ぶり地上波共演」
唐沢寿明が主演を務めるドラマ『プライベートバンカー』(テレビ朝日系)が、いまいち波に乗れない。
唐沢と鈴木保奈美が『愛という名のもとに』(フジテレビ系)以来、約33年ぶりに地上波ドラマで共演するとして話題を呼んだ同作。
放送前から注目を集め、初回は世帯平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。
しかしその後、2桁にのるかと思いきや、第2話では6.9%に下落し、第3話は6.6%、第4話は7.1%と停滞を続けている。
ドラマの主人公は、富裕層相手に資産管理などの助言をするプライベートバンカー・庵野甲一(唐沢)。豊富な金融知識を武器に、富豪一家のさまざまな金銭問題を解決していく。
テレビ朝日らしいシニア受けしそうな設定だが、なぜ視聴率が上がらないのか。
「コミカルな演出が多いのですが、唐沢と鈴木の演技がわざとらしくて痛々しいと不評を買っている。また、主人公が大物政治家と簡単にコンタクトを取れるなど、ご都合主義な設定ばかり。7000億の資産を巡る骨肉の相続争いが主題なのですが、緊張感のないストーリーが続き、視聴者離れが起きています」(スポーツ紙記者)
実はテレビ朝日は、『プライベートバンカー』の“シリーズ化”を目論んでいたようだ。
それを見越して唐沢と鈴木をキャスティングしたが、思ったように視聴率が上がらず、シリーズ化の話もたち消えになってしまいそうだとか。
そのおかげで“棚からぼた餅” となりそうなのが天海祐希だという。
「テレ朝は、終了した『ドクターX』に代わる作品を探している。『プライベートバンカー』は候補でしたが失敗に終わった。そこで、天海さん主演の『緊急取調室』を復活させるプランが浮上。現在、同作は主要キャストだった市川猿之助の問題で、映画版が撮影し直しになっている。その流れで連ドラの新作も撮影し、今年10月クールで放送予定だといいます。映画版で終了するはずでしたが、テレ朝が方針転換して天海さんに頭を下げ、急転直下で長期シリーズ化が決定したようです。『プライベートバンカー』がコケたのが大きく影響しているという話です」(民放関係者)
ドラマを長期シリーズ化するのが大好きなテレビ朝日だが、『プライベートバンカー』には白羽の矢が立たなかったようだ。と週刊実話WEBは報じた。
編集者:いまトピ編集部