30歳となる今年3月に引退「虫とかキノコ、草を食べていました」
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中学卒業と同時にグラビア活動を始め、30歳となる今年3月を節目にグラビアを引退する相原美咲が、波乱に富んだ15年間を振り返りながら“引退後”について「週刊実話WEB」のインタビューに応じているという。
――2月10日、グラビア引退作となるDVD『ファイナル』(ラインコミュニケーションズ)が発売されますが、どんな内容ですか?
相原「テーマは“卒業”ということで、沖縄でロケをさせていただきました。これまで14枚のDVDを出してきたのですが、生まれて初めてのウエディング風衣装も着させていただいたんです」
――15年もグラビア活動をしてきて初めてとは意外。
相原「なぜか着る機会がなかったんですね。もう1つ初めてのことがあって、撮影が終わりスタッフさんらと食事をしていたら、ケーキとプレゼントのサプライスがあったんです!『最後』なのは私だけなのに、と思うと嬉しくてウルッときちゃいました」
――そういうサプライズも初めてだった!?
相原「はい。人生でそんなことをされた経験がないんです。中学を出てすぐにこのお仕事を始めたので、卒業式パーティーみたいな経験もないし、男性からそういうことをされるのも苦手で、本能的に避けてきた部分はあるかもしれません。『対価を求められるんじゃ?』と考えてしまい、素直に奢られたり物をいただくことができないんです」
――なるほど。ちょっと損な性格というか頑固?
相原「失敗するか、やり切ったと自分で思うまで納得できないところはありますね」
――それが約3年間の“失踪”に関係しているのでしょうか?
相原「そうかもしれません。15歳から19歳まで働きづめで、撮影会などに出て、すごくいいお給料だったときもあるんです。でも、途中から月給が一桁くらいで生活できないくらいにダウンしちゃったんです。当時は子供だったので、『仕事量は同じなのに…芸能界ってそういうところなのか』と何も言えなくてストレスだけが溜まっていったんですね。胃腸炎になり、2カ月入院しました。『このままじゃ死んじゃう。辞めよう』と思い、母親に相談して事務所を辞めました」
――で、退院後に考えたことが失踪?
相原「一度、芸能界を離れて、やりたかったことを全部やろうと決めたんです。とりあえず高卒認定試験を受け、その後に美術と動物の専門学校に通いました」
――なぜ専門学校に?
相原「絵を描くことと生き物が子供の頃から大好きで、親からも『うちは貧乏だから東京芸大にしか行かせられない』と言われてソノ気になっていた部分はあります。家が東京の北千住なので、上野の動物園に連れて行ってもらい、帰りに芸大を見て『ここに行くんだ』って。小学生の頃の夢が、カエル博士か画家でした。なので、2つの専門学校に通ったんです」
――その夢は今も?
相原「あっけなく挫折しました。幼稚園から中学2年まで絵画教室に通わせてもらっていたし、足立区では何度も絵で賞状をもらっていたこともあり自信があったのですが、専門学校では毎日8時間デッサンをして、他の人とあまりにもレベルが違いすぎて…。私は井の中の蛙だったんだと痛感したんです」
――生き物好きはどうなりました?
相原「海外の生き物を見にボルネオに行きました。あとは山ごもりして自給自足生活をしたんです。今まで甘えて生きてきた自分をとことん追い詰めてみようと。それがファンの方には『失踪』と思われたのかもしれません」
――生き物を自分で獲り、食べて暮らすわけですか?
相原「はい。泊まるところはあったのですが、他はすべて自前。飲み水は川の水を沸かして飲んでいました。釣り道具を持っていかなかったので魚などが獲れなくて、虫とかキノコ、草を食べていました…」
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編集者:いまトピ編集部