フジテレビよりもデタラメ、相撲界は無秩序
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引退した元タレントの中居正広氏と女性とのトラブルに端を発した、フジテレビをめぐる一連の問題で協賛企業の辞退が相次ぎ、放送が取りやめになった「日本大相撲トーナメント 第49回大会」が2月9日、東京・両国国技館で開催された。
スポンサーによる懸賞幕、スポンサー名が記入された呼び出しの着物は無地に変更。牛一頭が贈られるなどした「フジテレビ賞」もなかった。パンフレットにはフジサンケイグループ代表としての日枝久氏の挨拶文どころか、主催者名、目玉をモチーフとしたシンボルマークの記載すらなくなった。
すっかりフジテレビ色を一掃したが、これはフジテレビによる自粛。フジテレビのみならず、文化放送での中継もなくなったため、アナウンサーによる優勝者インタビュー、花道リポート、恒例の若手親方らによるOB戦は行われなかった。とはいえ、幕内トーナメント優勝の250万円など賞金は事業部が捻出するため、例年通り。ただし、手渡しではなく、後日の振り込みになったという。
「スポンサー企業絡みだったとはいえ、日本相撲協会もフジテレビと一線を画すことに。フジテレビ企業としてのガバナンス(管理・統制)の欠如やコンプライアンス(法令順守)違反隠しが問題視されていますが、そんなのは角界の十八番。そもそもフジテレビの問題に隠れてあまり話題になりませんが、相変わらず相撲協会に所属する親方や力士の不祥事ネタは尽きない」(スポーツ紙相撲担当記者)
先般は「週刊新潮」が、幕内力士・翔猿のパワハラにより、付き人4人が次々に辞めていると報じた。
これを受けて翔猿は相撲協会のコンプライアンス委員会から聞き取り調査を受けたことを明かした。国技館で取材対応すると、
「事実と異なることが多かった。それだけです。それ以上は言えない」
と話すにとどめた。
1月23日発売の同誌では、九重親方(元大関・千代大海)のかつてのタニマチが「1億円貸したが、3500万円が未返済のまま」などと金銭トラブルを告白。さらにここにきて、元関脇・貴闘力が自身のYouTubeチャンネルで、九重親方の現役時代に運転手を務めていた男性らとともに、現役時代の闇カジノ通いを暴露しているが、相撲協会はスルーしている。
フジテレビ問題よりも「角界の浄化」の方が、はるかに難しそうだ、とアサ芸プラスが報じている。
編集者:いまトピ編集部