2025/2/14 11:23

『Netflix』観れば観るほど癖になる「根強い人気」

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今や日本人会員数1,000万人を突破し、世帯シェア率で20%を超えるNetflix。同サービスで先週人気だったTV番組をランキング形式で振り返り、上位の番組が人気の理由を掘り下げる。

※記事内の順位は、2025年2月3日~7日のNetflix「TV番組TOP10」の上位10番組を調査し、ポイントに換算して集計した「サイゾーオンライン」独自のランキング。

1位『SAKAMOTO DAYS』44pt

2位『ホットスポット』43pt

3位『クジャクのダンス、誰が見た?』39pt

4位『薬屋のひとりごと』37pt

5位『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』24pt

6位『トラウマコード』23pt

首位はテレビ東京系列ほかで放送中の『SAKAMOTO DAYS』。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックが原作で、伝説の殺し屋・坂本が恋をしたことで裏社会を引退するも、さまざまな殺し屋から命を狙われる内容だ。

1位~4位は前週とほぼ変わらない順位となったが、注目すべきは5位にランクインした『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』だろう。

 Netflixでは2月1日より、TBS系で2010年10月期に放送された『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』(以下、『SPEC』)に加え、12年4月と13年10月に放送されたスペシャルドラマの配信を開始。

 同作は堤幸彦監督と脚本家の西荻弓絵氏が手掛け、主演の戸田恵梨香、加瀬亮、福田沙紀、城田優、神木隆之介らが出演する刑事ドラマシリーズで、12年と13年には劇場版も公開された。

 今回、Netflixで配信が始まると、ネット上では「ネトフリで『SPEC』見直してる。当時大好きだったな~」「『SPEC』何度見ても面白い。今見ても全然古く感じない」などを賛辞が続出。連日のように「TV番組TOP10」にランクインしており、改めて根強い人気が証明されることとなった。

 『SPEC』シリーズの人気について、ドラマライターの北村有氏に聞いた。

「『SPEC』が長年愛され、かつNetflixでの配信が始まってファンが熱狂しているのは、本作があまりにも“刹那的な魅力”を備えているからではないでしょうか。主人公・当麻紗綾(戸田)をはじめとする登場人物たちの突飛さ、そして予想し得ない斜め上の角度からコミカルなセリフ&シーンが差し挟まりつつ、ノンストップで進んでいくストーリー。放送当時も新鮮に映ったことでしょうし、25年の現在に見ても一周まわった独特の味があります。まさに“見れば見るほど癖になる”というやつです」

 そんな“刹那的な魅力”について、北村氏が話す。

「摩訶不思議な能力“SPEC”を有した犯人たちと当麻らが対峙し、命を賭けながら戦う……という展開はどこか少年漫画的や特撮ものっぽい熱さもありつつ、作品全体を覆うスタイリッシュな空気感が、戸田恵梨香や加瀬亮など実力のある俳優たちの説得力ある演技によって醸成されています。この登場人物、ストーリー、そして俳優たちの共演はこの作品でしかありえず、似たようなことを他作品でやって『SPEC』に続こうとしても厳しいだろう……と思わせる、追随を許さない唯一無二さが、『SPEC』の有する刹那的な魅力に繋がっているのではないでしょうか」とサイゾーウーマンは報じた。

人はなぜ『SPEC』が好きすぎるのか? 「当時の戸田恵梨香がやっぱり……」【Netflix再生数ランキング】 | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト人はなぜ『SPEC』が好きすぎるのか? 「当時の戸田恵梨香がやっぱり……」【Netflix再生数ランキング】 | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト

編集者:いまトピ編集部