2025/2/18 18:08

坂本勇人(36)引退危機か

孤独

のどかな空気と悲壮感が混在するのは、巨人の3軍キャンプだった。宮崎県都城市にある「高城運動公園」で練習に励むも、育成選手たちの支配下昇格への道のりは険しい。中でも捕手にはもう、諦めムードが漂っているのだ。球界関係者が語る。

「昨オフにソフトバンクから甲斐拓也が加入したことで、捕手がダブついています。1軍の春季キャンプには甲斐、大城卓三、岸田行倫、山瀬慎之助の4人が帯同していますが、開幕までに3人に絞られる見込みです。さらに2軍キャンプにもベテランの小林誠司、郡拓也、喜多隆介、昨秋の育成ドラフトで富士大学から指名された坂本達也がいる。つまり3軍キャンプに参加している育成契約の捕手たちは、ファーム公式戦に出てアピールすることすら叶わない状況なんです」

2月15日に3軍キャンプを覗いてみると、大先輩と同姓同名の高卒5年目・坂本勇人(写真)、大卒4年目の亀田啓太、高卒4年目の大津綾也の3人が順番に、市川友也バッテリーコーチによるノックを受けていた。とりわけ坂本には守備の荒さが目立ち、「なんで5回中1回はエラーするんだよ!」と市川コーチに「愛の鞭」を打たれていた。

「坂本の課題は打力。フリー打撃では低い弾道で広角に鋭い打球を飛ばしながらも、実戦では快音が響かない。どちらかといえば、打撃に定評のある亀田の方が、序列は上でしょう。大津は捕手がダメでも内野守備に定評があるだけに、生きる道があります。もっとも、こちらも打力が乏しく、支配下昇格は夢のまた夢。抜群の守備センスを誇る中田歩夢も、昨年3月に支配下登録はされましたが、打力不足でオフには再び育成に降格しています。3軍にいる捕手は少なくとも、未来のブルペン捕手就任を見込んでいるのかもしれませんが…」(前出・球界関係者)

巨人の支配下登録数は62人。残り8人の昇格枠を他の育成選手と争うわけだが、皮肉なことにソフトバンクから新加入した「育成の星」が、3軍の若手捕手の夢に引導を渡すことになりそうだとアサ芸プラスは報じている。

【どんより巨人キャンプ】甲斐拓也の移籍が激震を引き起こす「坂本勇人の引退危機」 | アサ芸プラス【どんより巨人キャンプ】甲斐拓也の移籍が激震を引き起こす「坂本勇人の引退危機」 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部