1987年にスタート『番組』放送見送りを発表「残念」「当然の判断」

フジテレビが21日、今夏の『FNS27時間テレビ2025』の放送を見送ることを公式サイトで発表。これにXでさまざまな声があがるなど反響を呼んでいる。
同局では、昨年の『27時間テレビ』の公式サイトで「今年放送を予定しておりました『FNS27時間テレビ2025』は、放送を見送ることとなりました」と告知。「放送を楽しみにしてくださっていた視聴者の皆様には、深くお詫び申し上げます」とした。
見送りの理由については明らかにしていないが、フジテレビをめぐっては、中居正広氏のトラブルに端を発した騒動で、約80社のスポンサー企業がCMを取り止める事態に。4月放送予定だった『FNS歌謡祭』も中止が発表されている。
『27時間テレビ』は、『FNSの日』として1987年にスタート。『24時間テレビ「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)のパロディであり、チャリティーのないお笑い中心の生放送番組として企画された。
初回が高視聴率を記録したことから毎年の恒例に。2020年から2022年はコロナ禍により中止となったが、2023年より4年ぶりに復活。昨年の『FNS27 時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』は、バラエティ番組『新しいカギ』をベースに、霜降り明星、チョコレートプラネット、ハナコの3組がMCを務め、「100㎞サバイバルマラソン」などの企画が実施されていた。
フジテレビの発表に、Xでは「放送見送り」がトレンド入り。
ユーザーからは「仕方ないこととはいえ残念だな」「せっかく去年成功したのにな」「長年続いてきた番組だけに驚き。来年以降どうなるのか気になるところ」といった声が。
その一方で、「今更ながら、これをやっても笑えんでしょ」「当たり前」「現状を考えると当然の判断だと思う。『お台場冒険王』も中止なのか?」「こんな時期にオフザケなんてやってられないし、タレントさんも出てはくれないだろう」「まず経営陣の退任やろ。出る予定のタレントにとばっちり食らわせておいて」と厳しい意見もみられた。
同番組では、ビートたけしが扮するキャラクター「火薬田ドン」の登場がお約束となっていたことから、「火薬田ドンだけは観たい」「火薬田がフジテレビ10時間会見をパロってる所は見たかったけどなぁ!」「火薬田ドンちゃんが見られないなんて」と残念がる人も。
また、同番組では新人研修の一環として、新人アナウンサーが協賛スポンサー名を順に読み上げる「提供読み」も、第1回から続く伝統行事となっていた。
しかしCMの取り止めが続くなか「スポンサー読み上げどうするのかと思ってた」「恒例の提供読みも『AC』だけだし」「スポンサー離れた今、新人アナが読み上げるクレジットないもんな」「今年入社した新人アナウンサーのお披露目と、新人教育として提供読み出来なくなった」との指摘も見受けられたとSirabeeは報じている。
編集者:いまトピ編集部