黒柳徹子(91)置き物状態に
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テレビ朝日は、2月26日「昭和の名曲 歌うランキングSHOW 黒柳SP3夜連続!アイドルデビュー特集」、27日「徹子&純次&良純の世界衝撃映像の会」、28日「徹子の部屋50年目突入スペシャル」と題して、3夜連続ゴールデンタイムに黒柳徹子を投入した。月~金にはレギュラー番組「徹子の部屋」があり、まさに徹子ウィークリーという感じだ。
お元気とはいえ、徹子も御年91歳。「徹子の部屋」ではゲストとのトークがなんだか噛み合っていなかったり、さっき聞いていたのにまた同じことを質問したり…。「?」と思うことが日増しに多くなっているが、それも含めて「徹子の部屋」という番組の魅力だと思って楽しむことにしている。
徹子がテレビで頑張っていることが、後期高齢者たちの希望になるのは間違いないことだし、世代間断絶がはなはだしい昨今、若い人たちに老人とはこういうものだと知らしめるためにも、その存在は重要なのだ。本来ならば、国宝認定されてもおかしくないほどに。
今年は放送100年という記念すべき年である。日本でラジオ放送が始まって100年というわけだが、そうした記念番組に徹子がキャスティングされる率は高い。そこにいるだけで、番組の価値が上がるというものだ。
2月27日の放送でも、石原良純と高田純次が喋っているだけで、徹子は置き物状態に。最後に「今日どうでした?」と聞かれて、しばらくグフフと笑っているかと思ったら「みんなが私の悪口言ってる」と言い出し、周りが一斉に慌てて否定。その様子にいたずらっぽく笑う徹子。被害妄想の症状でも出たのか、とドキッとした。
考えてみたら、徹子と同時代に活躍したタレントはもはや、この世にはいない。渥美清しかり、永六輔しかり、坂本九しかり。日本の放送の歴史を語れるのは、徹子だけなのだ。なのにテレ朝がこんなふうに使い倒して、心配になる。まさか徹子とサブスク契約を結んだ、なんてことはないだろうが。
国は早々に徹子を人間国宝にすべし。でなければ、テレ朝に使い潰されてしまいそうな勢いだとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部