『ドラマ』無駄遣いに「演技上手なのに...」必然性を感じさせて

川口春奈と松村北斗がラブストーリーを演じ、視聴者がキュンキュンできるはずだったドラマ「アンサンブル」(日本テレビ系)に、とうとう視聴者から「こういう展開にすればおもしろくなるのではないか?」と提案する声があがり始めたようだ。中でも「“俺たちの轟”がチョイ役すぎない?せめて恋愛事情くらい見せてよ」「せっかく『トラツバ』でBL作品では見ることがない、新しいタイプの男を愛す男=轟を演じたんだから、高校の頃から北斗演じる優を好きな戸塚演じる樹理とかどうだろう。かなりキュンキュンできそう」「戸塚純貴はめっちゃ演技上手なのにこれは完全に無駄遣い。戸塚演じる樹理と松村演じる優は親友設定なんだから、川口演じる瀬奈が橋本マナミやSUMIREと女子会シーンを演じてるみたいに、優と樹理の恋バナシーンとかもっとあればいいのに」など、戸塚純貴の「有効活用」を提案する声に大きくうなずいてしまった。
戸塚が芸達者であることは、ドラマ好きの間では共通認識だ。昨年上半期に放送されたNHK朝ドラ「虎に翼」で轟太一役に抜擢され、「俺たちの轟」と呼ばれ愛されていたことが、その証拠と言えるだろう。「アンサンブル」の特徴として、「この人がキャスティングされているので出演シーンを考えました」と感じる、取って付けたようなシーンが多いことだ。戸塚演じる樹理も、優(松村)の実家である居酒屋「MATO庵」に来るのなら、たとえば新しい恋人を紹介するためとか、優を含めた元華道部メンバーには順番で「MATO庵」で花を活けてもらっているから、樹理の「MATO庵」出現率が多いなど、なぜそこにその人がいるのか、もっと「必然性」を感じさせてほしい。
緻密に考えられていない人間関係は、ちっともドラマチックじゃない。もっとドラマを見せてほしい。とアサジョは報じた。
編集者:いまトピ編集部