2025/3/11 13:20

いきなり岡田がキレた

怒り

阪神と巨人が激突した3月9日のオープン戦後、「ウラの主役」がトレンド入りした。前阪神監督の岡田彰布氏(オーナー付顧問)がMBS毎日放送で解説。阪神ナインにも厳しい物言いで、ズバズバ斬ったのである。

初回の守りで、いきなり岡田氏がキレた。一死一・三塁、巨人・ヘルナンデスがセンターへの犠牲フライを放ち、先制する。岡田氏は坂本誠志郎のリードをボヤいた。

ヘルナンデスが打ったのは高めの直球で、阪神先発の西勇輝と坂本のバッテリーからすれば、相手を惑わす「つり球」というやつだが、岡田氏はセオリーなら「低めの変化球で空振りか併殺を狙うべき」と苦言を呈したのだ。

「たった一球で試合の流れを変えてしまう怖さが…」

解説者が岡田氏だと知らなければ、「阪神に詳しいオジサン」がボヤいているような雰囲気だった。
阪神は初回に3点を失い、3回には5点を献上。そのイニング途中で西は交代となった。しかし、日本一を達成した指揮官らしい眼力も披露していた。

巨人の先発投手は田中将大。こちらは3回被安打2、失点1と結果を残したが、岡田氏の見方は違った。

「いや、田中の方が心配。西の方がいい」

そう言い切ったのである。西は2回2/3で被安打11、失点8と大炎上した。それでも田中がよくないという根拠を聞かれると、

「球威が。(田中の)いい時を見ているから」

として、多くを説明しなかった。

確かにその通りで、田中は調子が悪かった。巨人側の関係者の話を総合すると、田中はボールに勢いがないことを自覚し、とにかくアウトを取ることだけに専念していたという。「誤魔化しのピッチング」であり、試合を壊さないことだけを考えていたそうだ。

甲子園の解説席は、バックネット後方の上段にある。モニターカメラもあったが、完全に好不調を読み取っていたわけだ。

観客数は4万1839人。ペナントレースさながらの熱気だった。ワンサイドゲームになれば、テレビ視聴者はチャンネルを替えてしまうもの。阪神が大敗しても「岡田さん」がネットでトレンド入りしたくらいだから、球団創設90周年の営業面でも協力してもらったらどうだろうかとアサ芸プラスは報じている。

岡田彰布の解説は「カネになる」8失点の西勇輝より1失点の田中将大がダメという「眼力」 | アサ芸プラス岡田彰布の解説は「カネになる」8失点の西勇輝より1失点の田中将大がダメという「眼力」 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部