泉ピン子「共演NG」実は精神的にかなり参っていた

女優・泉ピン子が3月5日に東京都内で催された自著「終活やーめた。」の発売記念会見に登場。77歳という年齢を感じさせない流暢な“ピン子節”で記者を沸かせている。
スタートからしゃべくりの“トークショー”状態となった同会見。しばらくしてから、「終活やめたの」と切り出した。その理由として、終活を始めたことで周囲から宝石やバーキンの高級バッグなどを「くれくれくれ!」とせがまれるようになったといい、「それを売ってラクしたいって人がいるのよ。本当にしつこい人がいたね。くれるまで(言い続ける)って。ストーカーのように怖くなってやめたの、終活は。まぁ、死んだら誰かが片付けるでしょ。バッグを私がわかんないうちに持っていくヤツがいるのよ。マジックで名前書いとこう。それくらいやらないとね(笑)」とユーモア交じりに説明した。
その後もマシンガントークは続き、途中には、国民的ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)で長く親子役で共演しながら、2015年頃を最後に同じ場面に映ることがなくなった“因縁の相手”えなりかずきについても言及。
2人の関係をめぐっては、同ドラマの脚本を担当した橋田壽賀子さん(21年に他界)が19年の週刊文春インタビューで「(ピン子と)一緒に出ると、えなり君がおかしくなるんですって。発疹が出たり」と暴露し、えなり側がピン子との共演をNGにしているとまでぶっちゃけたていたのだ。25年にも及ぶ深い関係性だったはずの2人だが、橋田さんの言葉が大きく報じられると、ピン子の耳にも入り激怒。出演したラジオ番組から公然とえなりを批判し、「誰のおかげで、あのガキも本当に…」と言い放ったことも話題となった。
今回の著書では、ピン子が「本態性振戦」という病気にかかったことを明かしており、会見でそれについて聞かれると、「なりました。それはストレスなんですね。えなりかずきさんのことで、私も心を痛めていたんだと思います。敵は作らないほうがいいわね。体にくるから」と率直に明かす。続けて「同じテレビをやっていた人間が悪口を言っちゃいけない。仲良くしていないとダメ。『渡る世間は鬼ばかり』を見る人がそういう目で見るじゃない。見る人が冷めちゃう。それが、私が今1番残念なことですね」と話し、作品への悪影響を懸念もしていた。
「えなりに対する“いじめ報道”が原因で病にかかったことも示唆したピン子ですが、実はナイーブな一面があるようで、22年9月には『女性セブン』も、『彼をいじめたように映る報道が増え、ピン子さんは精神的にかなり参っていました。実はこの1年ほど病院に通っていたようなんです』『高齢になってまで、いじめっ子キャラとみられることに、“本当はつらかった”と漏らしていました』という彼女の知人の証言を紹介しています。
また、女性セブンのサイトでも、『当時8才のえなりの肩を優しく抱くピン子(1993年)』と綴られた古い写真も掲載。着物姿の若々しいピン子が笑顔でえなりに寄り添って歩く様子が写っており、えなりも満面の笑みで、この時はまだ彼に発疹が出ているようには見えません。察するに、ピン子の愛情からくる厳しい演技指導の積み重ねが、えなりとの間にミゾを作ってしまったんでしょうね。ピン子からすると“たくさん気にかけてやったんだけど…”といった複雑な気持ちもあるんでしょう。
ただ、今回の会見でも、ピン子の発言を、まるで病気の原因がえなりにあるといったニュアンスにとる人も多く、ネットには『もういいでしょ…それは』『まだ言うか』『ここで名前を出すことは、ものすごい悪口に匹敵すると思うけど、、』という声もありました」(テレビ誌ライター)
終活はやめても、えなりへの言及は、今後もあるかもしれないとアサジョは報じている。
編集者:いまトピ編集部