出場は絶望的…病状は深刻「食べるたびに吐いてしまう」

日本時間3月28日(現地時間27日)に迫った、本拠地ドジャースタジアムでのドジャース開幕戦。大谷翔平とMVPトリオを組むムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンがに揃って出場するという地元紙の「希望的観測」があったが、3月19日に本サイトで取り上げた通り、ベッツの開幕戦出場は絶望的なようだ。
地元ラジオ局のドジャース専属キャスター、デビット・バッセイ氏は3月24日、自身のX公式アカウントで、ベッツの深刻病状を明かした。
〈ベッツは現在の体重がわずか150ポンド(68キロ)だと語った。春季キャンプに出発したときの体重は175ポンド(79キロ)だった〉
〈体調が悪くなって以降、ベッツはスムージーしか消化できない。固形物を口にできないことを除いて、ベッツの症状は改善している。ベッツは胃の炎症を抑えるために新しい薬を飲み始めたと語った〉
ベッツが来日中、都内の病院で2リットルもの点滴治療を受けたとを明かし、
「原因はわからない。食べるたびに吐いてしまうんです。今夜の夕食も明日の朝食も…食べるのが怖いんだ」
と悲痛な告白をしていたというのだ。
昨年11月には大谷と真美子夫妻を私邸に招いて、ホームパーティーを主催。3人でバスケットボールを楽しむ姿が公開され、真美子夫人のワンハンドシュートをベッツが絶賛する動画がアップされた。
あれから4カ月。11キロも激痩せしたとあって、ロバーツ監督は同日、歴代ド軍選手と比較して、
「こんなに長期間、苦しんでいる例は見たことがない」
血液検査を何度も行い、チームドクターの診察も受けているが、回復状況は芳しくないという。
1番セカンドが定位置だったベッツは昨シーズン前半、大谷の移籍で1番打者から2番打者へ、ギャビン・ラックスの不調で遊撃を守ることになった。さらに6月、ロイヤルズ戦でアルタビラ投手の158キロのフォーシームの死球で左手を骨折すると、8月に復帰後は2番ライトに。ワールドシリーズ第4戦では右翼席にいたヤンキースのファンに守備妨害をされるなど、1年を通じて自分のペースで野球ができたとは言い難い。
さらにド軍は昨年末、元カブスのマイナー若手選手デビッド・ボート内野手を獲得。ラックス、マンシー、ベテランのロハス、東京シリーズで本塁打を打ったエドマン…と内野手の定位置争いがさらに熾烈を極めたことが、MVPプレーヤーにも無言の重圧になったのだろうかとアサ芸プラスが報じた。
編集者:いまトピ編集部