2025/3/29 21:21

のん、再ブレークか

能年玲奈Amazon

「そろそろ、2人とも存在感を示さないといけません」(芸能関係者)

まずは3月14日公開の映画『早乙女カナコの場合は』で主演を務めている女優の橋本愛(1996年1月12日生まれ・29歳)。

「過剰な自意識ゆえに、素直になれない主人公・早乙女カナコと、演劇サークルの先輩・長津田啓士との10年にわたる恋愛模様を軸にした物語です。橋本は橋本でも橋本環奈と交際中とされる中川大志が長津田を演じています」(映画ライター)

原作小説が10年以上前の作品であることから、橋本は現代のジェンダー観に基づいた役作りを意識したという。

一部マスコミのインタビューで橋本は、
「男らしさ、女らしさ、といったジェンダーロールにとらわれ、自意識が絡み合って葛藤する登場人物が描かれているのが、この作品の面白さです。カナコの根底には男性恐怖症というのがあり、性的な目線で見られることを忌避しています。それゆえに、いわゆる“女性らしい振る舞い”をしないように心がけ、周りからは“男前”と言われている。でも、その“男前”の表現が、テンプレートなものにならないよう意識していました」
などと話している。

「今年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に、主人公・蔦重の妻役で出演することが発表されています。これで、3度目の“大河妻”を演じることになります。本人は決して男前だけではない“女の部分”も持ち合わせています」(芸能ライター・小松立志氏)

橋本は2010年の映画『告白』で実質的なメジャーデビューを果たし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した『桐島、部活やめるってよ』(2012年)など話題作にも出演した。

「その『桐島―』で共演した俳優の落合モトキとの“お泊まり愛”をフライデーされたことがありました」(芸能レポーター)

橋本の所属事務所は「性的関係はない」と否定するのに躍起だった。

「そりゃそうです。当時、橋本は17歳、落合は22歳。ヘタをすれば“淫行条例”にひっかかってしまいますから。即、2人は別れさせられました」(同)

しかし、これくらいでシュンとするような女性ではなかったようで、直後、14歳年上のイケメン俳優・綾野剛との交際が発覚した。

「自分によほど自信があるのか、頑固で一本気。人に指図されるのを、とても嫌がります。某週刊誌で書評を担当しているほどの読書好きでもあります」(スポーツ紙記者)

その橋本と今度の映画『早乙女カナコー』で共演しているのが、のん(1993年7月13日生まれ・31歳)だ。

「『能年玲奈』と言った方が分かりやすいかもしれません」(テレビ局関係者)

そう、2013年前期のNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で、ヒロイン・天野アキを演じたあの能年玲奈だ。

橋本は件の取材インタビューで、のんについて、
「のんさんは、俳優だけでなくクリエーターとしての才能も豊かな方で、触発されます。自分にしかできない面白いことを探し続けていこうという気持ちに何度も立ち戻らせてくれる存在です」
と話している。

「マイウェイ、マイペースで行くというところが2人の共通点。お互い、親近感を持っているのかもしれません」(前出・芸能関係者)

さて、のんは今や売れっ子女優となっている吉岡里帆や有村架純と同じ関西出身で、同年生まれ(学年はのんが1学年下)。

「のんの方が幼く見えますね。スタートは、のんが断然リードしていましたが、途中で大逆転を喰らってしまいました。男性経験の差?かもしれません」(夕刊紙記者)

ファッション雑誌『ニコラ』のオーディション、レギュラーを経て、2010年の映画『告白』で女優デビュー。

2012年には映画『カラスの親指』、ドラマ『サマーレスキュー~天空の診療所~』(TBS系)などに出演し、活動の場を広げていった。

「経歴を見ればお分かりの通り、『告白』では橋本と共演しています。のんの方が2学年上なのですが、大人のフェロモンという点では橋本の方が数段上だと思います」(映画ライター)

転機が訪れたのは2013年。

「件の『あまちゃん』のヒロインに約2000人の中から選ばれたのです」(前出・スポーツ紙記者)

母親(小泉今日子)の故郷・岩手で人気の海女になった後、東京でアイドルを目指すヒロインをコミカルに演じ切り、「じぇじぇじぇ」はこの年の流行語大賞にもなった。

「ここでも、地元アイドル役の橋本と共演しました」(テレビ誌記者)

しかし、2015年4月、独立騒動が勃発した。

「結局、所属事務所を独立したものの、2016年7月から、芸名を『のん』と改めました。ここから彼女の“冬の時代”が始まりましたね」(同)

とはいえ、冬来りなば春遠からじ。季節同様、ここにきて“春の訪れ”が見え始めている。

「主演ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』(DMM TⅤで2月28日配信開始)では、ブラック企業からまさかの殺し屋に転職した西野カナコを熱演しています。ずっと挑戦したかったというアクションにも力が入っていて、飛んだり跳ねたりのシーンが満載です」(前出・小松氏)

そして、4月期の日曜劇場『キャスター』(TBS系)にも登場することが明らかになった。

「このドラマは、ジャーナリズムのあり方を問う挑戦的な骨太作品で、主演は、この枠では『下町ロケット』や『ドラゴン桜』などでおなじみの阿部寛。型破りな報道キャスターを演じます」(TBS関係者)

ドラマの中盤ごろに出演するのが、のんだ。

「のんに改名してからもCMや映画などには出ていましたが、地上波の連続ドラマ出演は本当に久々。改名後は今回が初めてではないでしょうか」(ドラマ制作プロデュサー)

地上波での女優復帰にふさわしく、役柄も話題を呼ぶこと必至のキャラクターだという。

「のんが演じるのは、ある大学の研究室で新しい万能細胞を発見し、脚光を浴びる女性研究者です」(前出・スポーツ紙記者)

ただ、後に細胞の研究データに不正があることが分かり、追い詰められていく。

「ここまで読んで、あの人だとピ~ンと来た人は多いのでは。この疑惑の科学者は、どう考えてものんとほぼ同時期に公の場から姿を消したOさんをイメージしたキャラクターですよね。見た目もよく似ています」(テレビライター)

のんと阿部は、件の映画『カラスの親指』でも共演している。

「このとき18歳だったのんは、阿部の布団の中に潜り込むという際どいシーンもこなしました。久しぶりの共演ですが、阿部にすれば『のんの復帰のいい足掛かりを作ってあげたい』という思いがあるのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

ともあれ、もともと演技力が高く評価されていた橋本とのん。“アラサー女優”らしい演技に大いに注目したいところだ、と週刊実話WEBが報じている。

のん&橋本愛に再ブレークの兆し? 10代でスポットライトを浴びた“あまちゃん”女優の現在地/サマリー|週刊実話WEBのん&橋本愛に再ブレークの兆し? 10代でスポットライトを浴びた“あまちゃん”女優の現在地/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部