非常識、陰湿『番組』で見せる姿とは大違い

芸能界を引退した中居正広氏の女性トラブルが引き金となったフジテレビの一連の問題について、同局は3月31日に第三者委員会による調査報告書を発表した。
報告書では「中居氏が女性に対して性暴力を行い、女性がPTSDを発症した」と認定した上で「フジテレビの業務の延長線上における性暴力であった」「中居氏サイドに立ち、中居氏の利益のために動いた」と同局の責任を厳しく追及した。その上で、被害女性がフジテレビのアナウンサーだったことも明かされた。
今回の報告書では、中居氏と被害女性の間で発生した事案の検証だけでなく、ダウンタウン・松本人志に関する性加害報道の際の同局の対応など、394ページと多岐にわたる観点で、フジテレビの人権意識の希薄さを指摘している。今後の改善すべき点がある程度、可視化されたといえよう。
若手女子社員らが上司や大物タレントの要求に従わざるをえない「歪んだ権力構造」があらわになった報告書では、BSフジ「LIVEプライムニュース」でキャスターを担当する反町理氏(報道局解説委員)のハラスメント行為も認定された。
2006年から2008年にかけて、報道局の後輩女性社員2人に対して重大なハラスメント行為を行っていたと指摘。その手口は陰湿かつ、非常に恥ずかしい内容だった。キャスターとして番組で見せる姿とは大違いの振る舞いであり、
「報告書によると、反町氏はドライブに誘った女性社員と三崎のマグロを食べに行き、花火を見た後に映画館でホラー映画を一緒に鑑賞。さらにバーに連れ回して一日中、拘束したとのこと。その後、女性が誘いを断るようになると、仕事で必要なメモを共有しなかったり、部内の一斉メールで不当かつ威圧的な叱責をするようになった。別の女性社員にも『休日に何をしているのか写メを送れ』と要求する横暴ぶりが露呈した。あまりにダサすぎで、とても大人の振る舞いとは思えません」(ベテラン記者)
局幹部のこうした非常識な行動を、第三者委員会は次のように断罪している。すなわち「報道局の対応はハラスメント行為自体を隠蔽し、解決を図ろうとする組織的体質の現れ」である、と。
報告書の公開を受けて、3月31日の「プライムニュース」を欠席した反町氏。こんな人物が再び表舞台に立ち、ニュースを扱うことはできるのだろうかとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部