「初の連ドラ」が記録を塗り替える程大ヒット『ドラマ』最高視聴率は31.9%、主題歌売り上げ289.5万枚

脚本家・北川悦吏子氏が、映画監督、漫画家など多彩な顔を持つ馬場康夫氏のYouTubeチャンネル「ホイチョイ的映画生活」に出演(4月4日付)。数々のヒット作品について回想したという。
北川氏が脚本家として注目されたのは1991年、テレビドラマ「世にも奇妙な物語」(フジテレビ系)内で放送されたストーリー「ズンドコベロンチョ」だというが、北川氏は当時、にっかつ撮影所に勤務しており、脚本を勉強するさなかだったため「(ギャラは)5万とかしかもらっていない」という。
では、「これで食べていけると思った作品は?」との馬場氏の問いに北川氏は、
「『素顔のままで』。フジテレビの記録を塗り替えるぐらい大ヒットしたんです。私はシンデレラデビューと呼ばれて、あれが初の連ドラでした」
と返答していたとのこと。
1992年4月期ドラマ「素顔のままで」(フジ系)は、女優・安田成美と歌手・中森明菜のダブル主演で注目を集め、最高視聴率は31.9%。当時の月9では、「101回目のプロポーズ」(36.7%)、「東京ラブストーリー」(32.3%)に次ぐ3位の数字を獲得している。さらに、米米CLUBが歌う主題歌「君がいるだけで」は289.5万枚を売り上げ、「101回目のプロポーズ」の「SAY YES」(CHAGE and ASKA)の282.2万枚、「東京ラブストーリー」の「ラブ・ストーリーは突然に」(小田和正)の258.8万枚を上回ったという。
その後、北川氏は「あすなろ白書」(93年・フジ)、「ロングバケーション」(96年・フジ)、「ビューティフルライフ」(00年・TBS)など、俳優・木村拓哉が出演する大ヒット作を次々に生み出したが、キムタクファンの胸を熱くした名作ドラマの脚本力の素地は「にっかつ」時代に築かれていたというから驚きだと「アサジョ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部