阪神・佐藤輝明(26)400三振ペース、三振王まっしぐらか

ホームランか、三振か。昭和時代の長距離打者は、そんなイメージで語られていた。
現代は相手投手のデータ分析が進み、やみくもに振り回すバッターはいなくなったが、この男だけは違うようだ。阪神の佐藤輝明(26)である。
「今季は期待してもいいのかどうかを見定める意味で、4月4日からの巨人3連戦が試金石でした」(在阪記者)
佐藤は3月28日の開幕戦の第1打席で、いきなりホームランを放つ。12球団での第1号アーチ。この一発で「今年の佐藤は違う。やってくれる」と、ファンは期待した。
しかし、その後は三振を量産。一発が出た後は16打席無安打と当たりがピタリと止まり、一時は打率も1割を切るほどの絶不調。そのままいけば現在、MLBのマイナーリーグで制球難に苦労している元阪神の藤浪晋太郎(30)のようにファンの期待を裏切ることにもなりかねない。
「5日の巨人戦では初回と8回に2本のホームランを放って大活躍。阪神が4-3で逃げ切り、勝利した。そのため『エンジンがかかってきた』『ここからが本番』と期待の声も聞かれたのですが、翌日の巨人戦は4打数無安打2三振に終わりました」(同)
三塁手としての失策が打撃に影響!?
また、続く8日のヤクルト戦にはスタメンを外れて8回に代打出場したものの、ここでも空振り三振。9日のヤクルト戦では今季初めて欠場した。
都合、開幕から11試合で18三振(9日時点)。このペースでいけば、ペナントレース終了時に400を優に超える計算になる。
「佐藤は昨季後半からフルスイングではなく、7割くらいの力でバットを振るようになり、それでもホームランが出ているので、本人もパワーだけで飛距離は出ないと分かったようです。ただ、ボールをバットに当てる確率は、なかなか上がってきません」(ベテラン記者)
また、佐藤は守備難も指摘されている。
「三塁手としての失策が打撃にも影響しているのではないか。でも、本人は外野よりも三塁(守備)のほうが好きみたい」(同)
果たして“令和のロマン砲”の開花は、いつになるのかと週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部