潜在視聴率7.9%「違和感を覚えた…」変動が起き始めている

お笑い界では、大御所ダウンタウン(松本人志、浜田雅功)が揃って活動休止中とあって、早くもその後継者探しが進んでいるようだ。「FRIDAY」は4月2日、民放キー局幹部や広告代理店のみアクセスできるという「潜在視聴率」というデータをもとに、45歳以下のお笑い芸人を対象にランキングを算出したところ、トップに輝いたのが千鳥・大悟だったという。
「潜在視聴率」は、タレントが単体で稼ぎ出すと見込まれる視聴率だそうで、番組のキャスティングにおいて非常に大きな指標となる数値でもあるという。
今後のお笑い界を担うであろう実力者たちの名前がズラリと並ぶ中、唯一の8%超えで1位に選ばれたのが大悟(8.7%)。松本の活動休止以降、大悟はフジテレビ系「酒のツマミになる話」のMCを任されるまでになり、芸歴25年の経験値に裏打ちされた安定感も、現場からの信頼を集めている理由のようだ。
ちなみに、同ランキングは1位から14位のうち、吉本興業所属のタレントが12人を占めた。“笑いの総合商社”の名に恥じない層の厚さではあるが、その吉本勢に食い込んでみせた2人が、個人事務所「ザ・森東」で大活躍を続けるさらば青春の光・森田哲矢と東ブクロだった。
森田に至っては、M-1グランプリ覇者である霜降り明星(粗品、せいや)や令和ロマン(高比良くるま、松井ケムリ)、マヂカルラブリー・野田クリスタルらを押しのけて、大悟に次ぐ2位にランクインしており、潜在視聴率は7.9%と算出されている。
「地上波で7本ものレギュラーを抱える森田は、お世辞にも上品とはいえない芸風をウリにしており、ネット番組やYouTube番組からの需要も高く、プラットフォームの垣根を超えた活躍ぶり。また、チャンネル登録者145万人を誇る公式YouTubeでは、他芸人とのコラボは原則として行わないというポリシーを持ち、元雨上がり決死隊・宮迫博之からのオファーも断ったと明かしていました。松竹芸能、ナベプロ、太田プロ、人力舎など大手所属の芸人を差し置いて、個人事務所の森田がここまで数字を持っているとは驚きの一言。ただし、さらば青春の光のマネージャーは自身のXで、このランキングの結果を引用し『2位を見て“お!”と思いましたが10位を見て信憑性がなくなりました』と指摘。地上波での稼働が少ない東ブクロが、粗品やせいや、見取り図・盛山晋太郎らの人気どころを上回る10位にランクインしていることに違和感を覚えたようです」(テレビ誌ライター)
その東ブクロは、馬車馬のように働き続ける森田と給料を折半にしていることで知られ、普段は趣味のゴルフに特化したYouTubeチャンネル「さらば青春の光東ブクロのゴルフ学校〜芸能界No.1目指します〜」(登録者17万人)の撮影に明け暮れる、悠々自適な日々を過ごしている。
令和のお笑い界を制するのは、安定感の千鳥、自由なさらば、それとも実力派の霜降り明星、令和ロマンになるのか。
長くカリスマとして君臨したダウンタウンの復帰時期が不透明な今、芸人界隈では、これまでにない地殻変動が起き始めていると言えそうだ。とアサジョは報じた。
編集者:いまトピ編集部