『長寿バラエティ』打ち切りを回避しようと必死、だが結局「打ち切りの可能性が非常に高い」

浜田雅功の休業によって、コンビの冠番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)は代役MCを起用して放送を継続している。しかし、業界内では早くも限界説が囁かれている。
吉本興業の後輩芸人たちが週替りでMCを務め、4月3日の放送は『かまいたち』、10日の放送は『千鳥』が担当。さらに、17日放送では『ロンドンブーツ1号2号』田村淳がMCを務めると発表された。
吉本の人気芸人を総動員し、『ダウンタウン』の穴埋めをしている状況だが、その裏には大人の事情が見え隠れしているという。
「日テレ系では『ガキの使いやあらへんで!』が1989年から、『ダウンタウンDX』が1993年から放送されている。長寿番組ですが、ここ最近は両番組ともに全盛期のような視聴率が取れていない」(民放関係者)
そのような状況に加え、浜田が休業を発表したことで、ついに限界を迎えそうだ。
「浜田さんの休業で、2つの番組を終わらせようという声が出た。吉本としてはダウンタウンの番組を終わらせる訳にいかず、多忙な人気芸人を無理矢理に出演させて話題を作り、打ち切りを回避しようと必死なんです」(同)
『かまいたち』『千鳥』でも感じる物足りなさ
実際、『かまいたち』と『千鳥』のMC回は話題を呼び、ソーシャルメディアでは絶賛された。ただ、この状態が続くと番組の継続は難しいと他局の編成担当者が解説する。
「『かまいたち』『千鳥』の放送を見ましたが、かなり違和感があった。『ダウンタウンDX』は、浜田さんが大御所にツッコミを入れて大暴れし、松本(人志)さんがゲストのトークを広げて笑いを生み出すのが特徴。『かまいたち』と『千鳥』は、それぞれに安定して番組を進行したが、やはり物足りなさがある。今後も他の芸人に頼りっぱなしだと、番組はつまらなくなるでしょう。浜田さんの復帰を待たず、打ち切りが決まるかもしれません」
しかし、そもそも『ダウンタウンDX』は、浜田の休業がなくても早い段階で打ち切りになっていた可能性が高いと、他局のテレビ関係者が明かす。
「日テレは、かつて大みそかに『笑ってはいけない』シリーズを放送し、DVDの収益も良くダウンタウンが神格化されていた。しかし、『笑ってはいけない』シリーズが放送終了し、視聴率がイマイチな『ダウンタウンDX』『ガキ使』を継続する意味はない。松本さんのテレビ復帰は当分先のようですし、浜田さんの体調を理由に両番組は来年頃に打ち切りの可能性が非常に高い」
松本が休業宣言したのは2024年1月。そこから1年以上が経ち、世代交代の波が急に押し寄せてきたようだと週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部