2025/4/17 14:13

『情報ライブ ミヤネ屋』不満の声が続出、多くの視聴者が落胆

宮根誠司

4月15日の年金支給日に、

「物価が高いから。お米だって上がってたでしょ」

「1カ月12万円くらいかな。足りるわけないでしょ」

といった受給者の声を伝えたという、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」。

政府が検討している「年金改革」を取り上げ、制度について細かく解説したが、視聴者から不満の声が上がっているようだ。

番組では、2025年度から国民年金の月額保険料が530円アップし、受給額も1308円上乗せされたことを伝えたといい、さらに政府は厚生年金の給付金の抑制と国民年金の底上げを検討している点も解説。

司会を務めるフリーアナウンサーの宮根誠司は「生まれたお子さんと亡くなった方、89万人減ってる」とコメント。人口推移のグラフを指して「うわーっと減ってるわけですよね。少子高齢化ニッポンでね。丸岡さん、これずっと維持できるのかと。これだけ少子高齢化が進んで」と話を振ると、フリーアナウンサーの丸岡いずみは

「結局、年金って仕送りみたいなものじゃないですか。若い人からいただいて、現役を引退された方に仕送りを、現役がするみたいな感じなので、この表(人口推移)を見せられるとかなり不安になりますよね。仕送りが滞るよってことですからね」

とコメント。

弁護士の野村修也氏は現行の「賦課方式」に触れ、「スタートした時は積立方式だった」と述べてGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用益も見込んで制度設計されていると説明し、「今いる人たちだけ、ゼロのベースで右から左にまわしているわけじゃなくて、その財源が一応あることが前提にはなっている」と解説していたが、ネット上の反応は冷ややかなものだったといい、メディア誌ライターは

「丸岡さんが『年金は高齢者への仕送り』と語ったことで、SNSでは『その年寄りもさんざん年金払ってきたんだよ』『高齢者がお荷物みたいに言われても…』などと不満の声が続出していました。その後、番組では、夫に先立たれた妻の年金について解説。専門家は『老後の医療・介護費は約1000万円を目標に貯蓄』と説明し、結局たどりついた結論が『できるだけ長く働く』というもので、多くの視聴者が落胆する放送内容となりました」

と語る。

アメリカのトランプ政権が打ち出した関税政策で世界の株式市場は大混乱。新NISAやiDeCoのリスクに注目が集まる中、庶民は死ぬまで働くしかないのだろうかと「アサ芸ビズ」が報じている。

年金は高齢者への仕送り、貯蓄目標1000万円…「ミヤネ屋」年金特集が大不評  |  Asagei Biz-アサ芸ビズ年金は高齢者への仕送り、貯蓄目標1000万円…「ミヤネ屋」年金特集が大不評 | Asagei Biz-アサ芸ビズ

編集者:いまトピ編集部