『ドジャース』秘話、背番号を譲渡「泣きそうになる真相」

今季からロサンゼルス・ドジャースでプレーする佐々木朗希の背番号は「11」。主にショートを守る内野手ミゲル・ロハスが昨年までつけていた番号を譲り受けたものだ。
この「11」をめぐり、思いもよらぬドラマがあった…そんな事実を明かしたのは、メジャーリーグ評論家の福島良一氏だ。
日本のアマチュア野球選手には「エースで4番」を目指す者が多いが、中南米では遊撃手が子供たちの憧れのポジションだという。野球解説者・大久保博元氏のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」に出演した福島氏が言うには、
「中でもベネズエラは、ショートストップの宝庫。大昔ですけど、ルイス・アパリシオ(背番号11)っていう選手と、デーブ・コンセプシオン(背番号13)が地元のヒーローなんですけど、ベネズエラ出身のメジャーリーガーは、みんな『11』か『13』をつけたがるわけです」
日本でたとえるならば、王貞治(背番号1)、長嶋茂雄(背番号3)に匹敵する偉大な番号だというのだ。
では2023年にドジャース移籍後、「憧れの11番」をつけていたロハスはなぜ、アッサリと佐々木に譲ったのか。
「メジャー12年目のベテランが本当に珍しいことであって…」
と言う福島氏が真相を明かす。
「11番っていうのは佐々木投手の出身地、岩手県の陸前高田市に非常に関連のある番号だからなんですよ」
理由に気付いた大久保氏は、
「3.11? ちょっと泣きそうになっちゃいますね」
佐々木は日本国民だけでなく、ベネズエラの野球ファンの思いも背負っていることになるのだ、とアサ芸プラスが報じている。
編集者:いまトピ編集部