ブレイクした『鬼滅の刃』声優も3年ほどあった下積み「ラーメン屋クビになった」

あの大ヒット作の声優は、いかにしてブレイクに成功し、のし上がったのか。
テレビアニメ「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役で知られる声優・鬼頭明里(きとうあかり)の声優デビュー作は「六畳間の侵略者」(2014年)。ヒロインのひとである藍華真希を担当した。だが、そこからトントン拍子で売れていったわけではなく、くすぶっていた期間が3年ほどあったという。
名古屋から上京して、見知らぬ6人でのシェアハウス暮らしから始まり、ラーメン屋でアルバイトをしながら食いつないでいった。人生の転機となったのは、ラーメン屋での出来事。
YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】」で、鬼頭が回想する。
「ちょくちょく仕事とかオーディションはもらえてたんで、バイトをドタキャンしなきゃいけなかったりとかがあって『ドタキャン多すぎです』ってクビになって、うわ~どうしよう食べていけないな、って…。そこから『何でもいいや』って吹っ切れて、オーディションも『受からなきゃ、受からなきゃ』みたいだったのが、もし声優として成功できなくても、地元に帰ってなんやかんや幸せな人生を歩めるだろう…ぐらいの吹っ切れ方をした時に、お芝居もリミッターが外れたというか、急にオーディションの合格が5個くらい同時に決まって」
「鬼滅の刃」の禰豆子は、鬼の首領から分けられた血によって鬼にされてしまい、ほぼ口に竹筒を咥えている。人間時代の回想シーン以外は、ほとんどが「ふむふむ」「ん~」「うんうん」などの、言葉にならない声だ。この難役を射止めたのは、芝居のリミッターが外れたおかげかもしれない。とアサ芸プラスは報じた。
編集者:いまトピ編集部