第2話『ドラマ』1.4ポイント急落の4.6%「迫真の演技」が話題も、視聴率急落

北川景子主演ドラマ「あなたを奪ったその日から」(フジテレビ系)の第2話が4月28日に放送された。
物語の展開はこうだ。保育園の調理師として働く主人公・中越紘海(北川)の3歳になる、娘の灯(石原朱馬)が、惣菜店「YUKIデリ」のピザを食べ、食品アレルギーによってアナフィラキシーショックを発症し亡くなってしまう。灯のアレルギーについては、細心の注意を払っていた紘海は、大きなショックを受ける。買ったピザの食品表示には、アレルゲンとなるものが含まれていなかったからだ。しかも、「YUKIデリ」の社長・結城旭(大森南朋)は会見で、遺族感情を逆なでするかのような発言をし、紘海をさらにどん底に突き落とした。紘海は、結城の娘・萌子(倉田瑛茉)を誘拐し、旭に復讐を誓うのだが…。
平均視聴率6.0%でスタートした同ドラマ。娘を亡くした紘海の“狂気”さえ感じさせる北川の迫真の演技が話題になったが、2話目は4.6%。1.4ポイントも急落してしまった。その原因としては「ツッコミどころ満載の1話にある」ようだ。
まず、重度のアレルギーがあるにもかかわらず、アナフィラキシーに対する緊急補助治療に使用される医薬品のエピペンがなぜなかったのか?娘がアナフィラキシーショック状態なのに、救急車を呼ばず、雨の中を走って病院に行ったのはなぜか?この疑問がドラマの中ではわからず、視聴者をモヤモヤさせたようだ。
「慟哭する北川の熱演に涙した視聴者は多かったのですが、視聴者からは『エピペンは?』『救急車呼びなよ!』などのコメントが殺到しました。エピペンに関しては、“日本では0.15 mg製剤が体重15 kg以上、0.3 mg製剤が体重30 kg以上に処方可能”となっています。3歳女児の平均体重は13.1kg~15kg 。3歳になったばかりの娘の灯は15 kg以下で、処方されていなかったかもしれません。ですが、救急車を呼ばなかったのは、まったく理由がわかりませんね。このそもそもの出発点が理解不能だったがために、紘海の復讐心が伝わり辛かったのが、ドラマ脱落の原因かもしれません」(テレビ誌ライター)
5月5日放送の3話では、誘拐した萌子を中越美海(前田花)として育てて3年後から描かれる。6歳になった美海の小学校進学を前に戸籍問題に直面する紘海。今後の展開に期待したい
編集者:いまトピ編集部