2025/5/22 10:20

初日から3日間で動員12万5000人『映画』興収1億7000万円を記録

映画

最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、5月16~18日)で、アニメーション作品『名探偵コナン 隻眼の残像』(4月18日公開)がV5を達成した。

5月19日発表の全国週末興行成績ランキングで首位をキープした『名探偵コナン 隻眼の残像』は、劇場版第28作目。上映開始から5週目の週末も3日間で観客動員34万6000人、興行収入5億1600万円をあげ、累計興収は122億円を突破。国内で上映された歴代映画の興収ランキングでは31位まで上昇した。

一方、今週のランキングでは、2位にトム・クルーズが主演を務める『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』、4位に永野芽郁主演で話題の『かくかくしかじか』、8位に丸山隆平(SUPER EIGHT)が主演する『金子差入店』、9位にイギリスとフランスによる合作ホラーSF『サブスタンス』が初登場。なお、『かくかくしかじか』と『金子差入店』、『サブスタンス』の3作品は16日の公開だ。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、正式には23日から日米同時公開となり、17日から6日間にわたる先行上映を行っている段階。それでも土日2日間で動員28万1000人、興収4億4900万円をマークして2位発進を遂げた。

4位『かくかくしかじか』は実写映画の“正解”? 永野芽郁の姿が「現実と重なる」

漫画家・東村アキコ氏の同題自伝エッセイ漫画(集英社)を実写化した『かくかくしかじか』は、「少女漫画家」になることを夢見る主人公・林明子(後の東村アキコ)が、絵画教室の講師で画家の日高健三によるスパルタ指導のもと、美大合格を目指すという内容。

明子役を永野、日高先生役を大泉洋が演じているほか、見上愛、畑芽育、鈴木仁、神尾楓珠、森愁斗(BUDDiiS)、有田哲平(くりぃむしちゅー)、津田健次郎、MEGUMI、大森南朋らがキャスティングされている。全国357スクリーンという大規模で封切られ、初日から3日間で動員12万5000人、興収1億7000万円を記録した。

そんな同作の印象について、前出のヒナタカ氏は以下のように話す。

「永野さんの不倫報道が逆風になっているのは事実ですが、公開3日間の成績は昨今のメジャー公開の実写邦画の中では決して悪いものではなく、筆者が平日朝に見たときも席は7割ほど埋まっており、ご年配の方も多く、幅広い層に訴求できていると感じました。作品のロケ地である長崎では街の活性化につなげる取り組みやPRがなされ、原作者の東村さんもXで『長崎では、朝から満席スタート』であることに感謝を告げていました。お客があまり入っていない回があるのも事実でしょうが、少なくとも“大コケ”とはいえません。映画鑑賞後に原作を読むと、実写化にあたってのまとめ方は的確で、美術も見事に再現されていることがわかります。東村さんが小道具や脚本にしっかりと関わってこその、『原作を大切にした実写映画』の“正解”だと思えました」

また、騒動の渦中にある永野の演技については、好意的な意見が聞こえてきた。

「永野さん演じる主人公は“ひどい人間(先生の教え子)だと自覚している”キャラクターで、今回の不倫報道で自己嫌悪に陥っているであろう、現実の永野さんと重なって見えるところもありました。今では各CMやラジオ番組、大河ドラマ『豊臣兄弟!』などの“降板ラッシュ”の影響もあり、不倫報道直後のバッシングムードに比べれば、世間の反応は『やりすぎ』などと同情に傾いている印象はあります。実際に今作の永野さん、そして2年先までスケジュールがいっぱいでも熱烈オファーを受けて出演したという大泉さんの表現力はすばらしかったので、永野さんを色眼鏡で見ず、作品の評判を聞きつけて映画を見る人が増えることを期待したいです」(同)

とのことだとサイゾーウーマンは報じている。

“大コケ”回避の『かくかくしかじか』、現実の永野芽郁と重なる……? ランキングトップ10(5月16~18日)(2025/05/21 19:00)|サイゾーウーマン“大コケ”回避の『かくかくしかじか』、現実の永野芽郁と重なる……? ランキングトップ10(5月16~18日)(2025/05/21 19:00)|サイゾーウーマン

編集者:いまトピ編集部