【激震】『札幌ドーム』さらなる窮地へ追い込まれる可能性

日本ハムが去って今年で3シーズン目を迎える大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)。は、24年度は過去の利益で積み立てた基金の一部を計上することで黒字に戻すことに成功したが、新たな激震が走っているようだ。
それは、ドームを本拠地とするJ2コンサドーレ札幌の新スタジアム建設による移転だとのこと。
現時点では構想に過ぎないが、噂ではなくクラブの石水創代表が自ら言及しているといい、今年4月、講演後には地元紙・北海道新聞の取材に応じ、工事の着工時期の決定について「5年後くらいに」と語っているという。
「あくまで“目標”ですし、スタジアム建設が確定したわけでもないため、完成時期についても当然未定です。ただ、仮に最短で計画が進んだ場合、完成は30年代半ば以降になるのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
今季の札幌ドームでのコンサドーレの公式戦は、リーグ戦19試合+天皇杯1試合の計20試合。1試合あたりの使用料は847万円と言われており、年間だと1億6940万円になるという。
Jリーグが公表する「2023年度 J1 クラブ決算一覧」によると、スタジアム使用料などを含む、コンサドーレの試合関連経費は5億1700万円。札幌が浦和レッズに次いで多く、以前からクラブ運営において大きな負担となっているようだ。22年までクラブ代表を務めた現Jリーグチェアマンの野々村芳和氏も在任中、講演で語った「高すぎる! もっと安くして」とのコメントがメディアに取り上げられることもあったというが、前出の記者は
「ただ、Jリーグは26年から秋春制に移行することが決まっています。冬場の積雪量が多い札幌だとスタジアムは全天候型のスタジアムが必要になり、建設費はそのぶん高くなる。しかも、札幌ドームから出ていく形になるため、札幌市に費用を一部負担してもらうのは難しいでしょうね」
と語る。
札幌市の秋元克広市長は、4月の定例会見で「現時点で相談や要請はなく、話すことはない」と答えているといい、莫大な建設費用の確保という大きな問題はあるが、同じ北海道に拠点を置く日本ハムがエスコンフィールド移転で大成功を収めているのも事実。
コンサドーレも新スタジアム建設で移転が現実のものとなれば、札幌ドームはさらなる窮地へと追い込まれることになりそうだと「アサ芸ビズ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部