『広島カープ』パレデス、獲得か

ドミニカ共和国出身の右腕エノリ・パレデスが広島カープの公式インスタグラムをフォローしていたことが判明し、支配下登録枠68人中残り2人という状況も手伝って、「次の一手はパレデスか」と一気に盛り上がっている。まだ正式な獲得候補には挙がっていないものの、公式アカウントをチェックする動きが、「補強の予兆」としてファンの期待を駆り立てているのだ。
パレデスは2014年にヒューストン・アストロズと国際フリーエージェントで契約を結び、2020年にメジャー初登板。以降、2022年までアストロズで中継ぎとして計41試合に登板して、防御率3.05、奪三振率20.6をマークした。
2023年オフにミルウォーキー・ブリュワーズとマイナー契約を結ぶと、2024年5月にメジャー昇格する。この年中にシカゴ・カブスへウェーバー移籍し、合計18試合で防御率1.66を記録した。
2024年11月にはアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結び、春季キャンプに非ロースター招待選手として参加した後、傘下AAAグウィネット・ストライパーズでの調整を続けている。
メジャー通算では55試合、54イニングで4勝3敗、防御率3.00、奪三振53、WHIP1.52と安定感を示す一方、通算41与四球で与四球率は約17%と、制球面に課題を残している。ストレートは平均93.9マイル(約151キロ)、最速97.5マイル(約157キロ)を計測し、スライダーやチェンジアップとのコンビネーションで打者を翻弄する投球が持ち味だ。
このパレデスは日本ハムやロッテの公式SNSもフォローしていることから、日本でのプレーに大きな興味を抱いていると指摘されている。あくまで「期待値」の域を出ないものの、広島の残り2枠をめぐる駆け引きは、これから一気に熱を帯びることだろう。
広島とドミニカ出身選手の縁は深く、1997年に加入したロビンソン・チェコは、即戦力先発として15勝を挙げ、チームに大きく貢献した。
また、異国で孤立しがちな外国人投手へのケアとして、現在はドミニカ出身通訳を2人体制で配置し、生活面と精神面のサポートは手厚い。パレデスは明るいキャラクターのドミニカンだけに、チーム内の雰囲気作りにひと役買うと期待される。
広島は昨年からドミニカウインターリーグの選手に狙いを定めており、「150キロ以上の直球と奪三振能力のある助っ人中継ぎを調査中」との報道がある。公式発表前のSNSフォローはあくまで憶測材料でしかないが、なにやらワクワク感が大きくなってしまうのだとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部