2025/6/26 19:10
高津臣吾監督「もう休ませてやれ」事実上の今季続投

低迷著しい球団の指揮官はしばしば、任期半ばでの「シーズン途中休養」に追い込まれることがある。今季のプロ野球でそんな事態が取り沙汰されていたのが、ヤクルトの高津臣吾監督だ。
だが6月25日のヤクルト本社株主総会では、林田哲哉球団社長オーナー代行が、監督人事について次のように言及した。
「一蓮托生。残った78ゲーム、本当に監督の手腕もあれば、選手が持っている能力を全て引き出してほしい。最後まで務めてもらうつもりです。『歯を食いしばって頑張ってほしい』と伝えています」
事実上の今季続投宣言である。
高津監督は就任6年目。2年連続リーグ優勝の実績を誇るものの、ここ数年はBクラスが続いており、現在もぶっちぎりの最下位に沈んでいる。そして今季の交流戦は、5勝12敗1分の最下位。観客動員数は25万2724人に達したものの、動員率90.67%はリーグワーストだ。
球場に広がる失望感は隠しようもなく、西武の松井稼頭央前監督が昨年5月、首位ソフトバンクに15.5ゲーム差をつけられ、借金15で休養した例があることから「もう休ませてやれ」という声が聞こえてくるのは当然だろう。
株主総会では「高津監督の背番号22を永久欠番にする検討は?」という提案も飛び出したが、「今、それを言うか」だ。
仮にこのまま浮上せずシーズンを終えた場合、高津監督の去就問題はオフの重要事項となると、アサ芸プラスが報じた。
編集者:いまトピ編集部