2025/7/1 18:10

【米】新品種を開発「年6回の収穫」

米

兵庫県宍粟市のベンチャー企業「あゆち」が開発したコメの新品種「みずのゆめ稲」は、背丈15~20cmの超矮性・早生型で栽培期間は約2カ月。LED照明と独自の水耕液肥を組み合わせた完全室内栽培により、年6回の収穫を実証した。室内の気温・湿度・光量を厳密に制御し、無農薬・高密度栽培を可能とするシステムだ。長年「田んぼ」に依存してきたコメ作りの概念が大きく塗り替えられようとしている。

周知のように、従来の田んぼ栽培が抱える悩みは深刻だ。気候変動による収量の不安定化、農家の高齢化と後継者不足、耕作放棄地の増加など、課題が山積している。さらに、コメ価格の高騰や輸入依存の進行に伴い、食料安全保障への懸念も高まっている。

みずのゆめ稲は、こうした稲作におけるリスクから完全に切り離せる点が最大の魅力。天候や病害に左右されず、成長スピードと収量を自在にコントロールでき、高密度栽培により従来の田んぼ以上の収量が見込める。背丈が低いため倒伏の心配もなく収穫も容易だと、アサ芸ビズが報じた。

年6回収穫!兵庫のベンチャー企業が開発した「コメの新品種」で田んぼの概念が変わる  |  Asagei Biz-アサ芸ビズ年6回収穫!兵庫のベンチャー企業が開発した「コメの新品種」で田んぼの概念が変わる | Asagei Biz-アサ芸ビズ

編集者:いまトピ編集部