2025/7/3 14:23
阿部慎之助、即退場

阪神が巨人を1-0で制した7月2日の伝統の第14回戦は、8回裏に飛び出した阪神・森下翔太の「神走塁」と、巨人・阿部慎之助監督の退場劇が試合を決したようだ。
0-0の8回二死一・二塁、大山悠輔が放ったゴロが遊撃前でイレギュラー。泉口友汰がはじいた打球を二塁手・吉川尚輝が拾って本塁へ返すと、ワンバウンド送球となって捕手・甲斐拓也のミットへ。本塁に突入した森下と甲斐のクロスプレーは、完全にアウトのタイミングで、球審の判定もアウトだったが、阪神・藤川球児監督が即座にリクエストを要求したという。
森下は甲斐のタッチをよけるべく右に大きく回り込んだ後、それでもホームベースに手が届かないとみるや、這うようにしてベースへ。甲斐のタッチ寸前に、伸ばした手を引っ込めてかわすと、再び体をねじるようにしてホームベースへとタッチしたように見えたとのこと。
リプレー映像では甲斐のミットをかいくぐった森下の右手が、わずかに先にホームを捉えていることが確認され、判定はアウトからセーフに覆ったが、これに巨人ベンチは騒然。阿部慎之助監督は球審に説明を求めてベンチを出たが、公認野球規則8.02「審判員の裁定」とNPB「ビデオ検証実施要項」で「リプレー検証後の裁定は最終決定、抗議すれば退場」と定められており、即退場が宣告されたという。
巨人監督の退場は1974年の川上哲治以来51年ぶりだったと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部