小林誠司(36)と「組みたい」投手が殺到

交流戦が終了し通常のリーグ戦が再開、巨人はDeNA相手に3連勝と上々のスタートを切った。
「7月2日時点での順位は1位が阪神、2位が広島、巨人は3位。交流戦の上位6チームはすべてパ・リーグで、セ・リーグで勝ち越したチームはなし。
それでも阪神は貯金9、2位とは4ゲーム差の首位をキープ。巨人はここで踏ん張らないと、阪神独走となってしまいます」(スポーツライター・飯山満氏)
そんな巨人のキーマンとなりそうなのが、“第4捕手”の小林誠司。36歳のベテランだが、「新チームリーダー」も務めている。
「現在、一軍登録されている捕手は甲斐拓也、岸田行倫、大城卓三、小林の4人。大半の球団は2人から3人体制ですが…」(ベテラン記者)
小林が一軍に帰ってきたのは5月24日だが、即先発出場とはならず、スタメンマスクがかなったのは、6月20日の西武戦だった。
先発の赤星優志を6回1失点で勝利投手に導いたのはもちろんだが、同試合で最も歓声が上がったのは、小林のバットから勝ち越しの一打が生まれたときだった。
「打球は左中間の手前、内野と外野の間に落ちたポテンヒットでしたが…」(同)
これが今季初ヒット。球場内が盛り上がったのは、試合を決める1本になったからだが、「侍Jの正捕手・甲斐」の加入後も腐らずに頑張ってきたことがファンにも伝わっていたのだ。
「岸田も少ないチャンスの中で、攻守共に結果を出しています。大城は長打力を買われて代打での出場機会をもらっています。小林のセールスポイントは肩の強さですが、甲斐と被っているのでアピールができていません」(同)
小林は試合中、ベンチから味方バッテリーの配球を凝視しているという。そして、投手コーチなどに「こういう攻め方もできませんか。自分の配球は間違っていますか?」と質問してくるという。
配球に答えはない。アウトが正解であり、打たれたら誤答ということにもなる。しかし、関係者の話を総合すると、試合中の小林の観察力は実にハイレベルなものだという。
「試合前のバッテリーミーティングにも同席、ブルペンに行ってリリーフ投手の相手もし、チャート表も作成しています」(関係者)
「小林さんと組みたい」と話す投手も多い。出番は少ないが、実はチーム内で最も頼りにされている陰の“参謀”なのかもしれないと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部