【ドン底】ヤクルト、8月はついに「ゼロ」

今季、東京ヤクルトスワローズは、3月28日の開幕以来、14週間を経過しても浮上の兆しが見えず、7月7日時点で23勝47敗4分、勝率3割2分9厘で、セ・リーグ最下位に沈んでいるといい、首位・阪神には19.5ゲーム差をつけられ、打線・投手陣ともに精彩を欠いているとのこと。
チーム状況を受け、当然ながら高津臣吾監督の「解任論」がファン交流サイトを賑わせる事態となっているが、神宮球場のチケット販売では、2023年から導入しているダイナミックプライシングが「収益重視」の運用にシフト。割安な「スーパーバリュー」枠の急速な縮小が鮮明になったという。
当初は各月1~2試合程度、最廉価帯の「スーパーバリュー」を設定し、割安観戦の機会を提供していたが、6月は2試合、7月は1試合、そして8月はついにゼロに。
同時に中堅価格帯の「バリュー」も、6月4試合、7月4試合、8月が6試合と、従来に比べて見劣りする配分となったようだ。
夏休み期間はチケット価格が高騰する傾向があるものの、昨年の同期間(6月~8月)は一定数の廉価枠が維持されており、観客動員の落ち込みをチケット価格でカバーしようとする試みとされたという。
ヤクルトは昨年、1試合平均2万8153人を動員したが、今季はここまで36試合で2万7861人と減少傾向に。もし7月から8月の「書き入れ時」に勝ち星が伸びなければ、さらに客足が鈍ることになるようで、事実、6月27日から29日の阪神3連戦は「プレミアム」設定にもかかわらず、阪神ファンが神宮のスタンドを埋め尽くし、まるでアウェーのような雰囲気に。このまま低迷を打開できなければ、そうした傾向はますます強まることだろうと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部