【野球】早くも土壇場、ラストチャンスか「戦力外通告を受けても不思議ではない」

早くも次が「ラストチャンス」か。ナショナルズの小笠原慎之介は、本拠地ナショナルズ・パークで行われたレッドソックス戦(7月6日)にメジャー初登板初先発し、3回途中7安打4失点、55球で降板。最速は149キロだったという。
小笠原は昨オフ、中日からポスティングシステムを利用してナショナルズに移籍。2年総額350万ドル(約5億6000万円)で契約したが、オープン戦では不振が続き、開幕マイナースタートに。その後は右脇腹を痛めて4月16日に負傷者リスト(IL)入りし、今回がやっと巡ってきたチャンスだったとのこと。
ナショナルズはここまで37勝52敗でナショナル・リーグ東地区最下位に低迷しており、この日の試合後にはオーナーが、リゾGMとマルティネス監督を解任。
この電撃人事により、小笠原の立場が早くも不透明になってきたようで、MLBを取材するスポーツライターは、
「マルティネス監督とリゾGMは2019年にチームをワールド制覇へと導いた名コンビ。その2人を解任するぐらいだから、球団は改革に本腰を入れるつもりでしょう。小笠原の場合、言っては失礼だが、契約内容を見る限りは、化ければ儲けものぐらいで獲得した選手。仮に途中で契約を切っても、金銭的には大きな負担になりません。ロースターの枠を空けるため、事実上の戦力外通告を受けても不思議ではないでしょうね」
と語る。
ただ、年齢的には27歳と若いため、逆に今後、どれほどの伸びしろがあるかを見極めるために、「追試登板」のチャンスが巡ってくる可能性はあるかもしれない。
「ポストシーズン進出が難しくなっているし、もう1回か2回は登板の可能性があるかもしれない。でも、結果が残せなければね…。安い買い物だったと思わせるためには、結果も内容も問われるでしょう。早くも土壇場にきていますね」(前出のスポーツライター)
古巣・中日は3連続最下位の後、今季もリーグ5位に低迷している。そんな状況で念願のメジャー移籍を後押ししてもらっただけに、このままオメオメと日本に引き返すわけにはいかないと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部