新庄剛志監督の要望だった

屋根を開けて、青空の下で試合を行うこともできる開閉型ドーム球場。日本ではソフトバンクのPayPayドーム、日本ハムのエスコンフィールドが有名だという。
7月13日に行われた日本ハム―オリックス戦は「ルーフオープンデー」。屋根が開いた状態で試合が始まったが、ゲーム中盤の5回終了後、屋根が閉められたという。試合中の屋根の開閉は予定していたことではなく、実は新庄剛志監督の要望によるものだとのこと。
試合後、その理由について「やっぱ屋根開きは寒かったですね。続々と選手たちが上着着だして、オリックスの選手たちも寒い寒い言ってたんで」と明かした新庄監督。球場から最も近い気象庁の恵庭島松観測所の13日の最高気温は23.5℃で、さすがに北海道でもこの時期としては異例の涼しさだったようだ。
道内はこの週末、3日連続で気温が上がらず、11日の同観測所の最高気温は21.5℃、12日も22.2℃とさらに低い。両日とも屋根は閉まっていたが、ここで懸念されるのは、先日北海道への移転を発表した日本ハムの2軍だという。こちらの本拠地は屋外型球場が計画されているとのこと。
気温が低いと肉離れなどの故障リスクが高まると言われており、残雪が残る春先ほどの寒さではないとはいえ、寒暖差の大きさは気になるところ。
「ただ、それについて言い出したらキリがなく、オープン戦やペナントレースの開幕直後、終盤戦の屋外球場はすべてケガのリスクが高いことになります。注意すべき点ではありますが、寒いといっても20℃以上の夏場ならそこまで神経質になる必要はないと思います」(医療ジャーナリスト)
日本ハムのケガ予防を含めた体調管理は12球団でもトップレベルだといい、離脱者が少なく、昨シーズン以降の躍進につながっているという。それだけに要らぬお世話なのかもしれないが…と「アサ芸ビズ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部