2025/8/4 13:12

菅野智之、実は落第点「メジャーの下位5%に入るほど悪い」

野球

メジャーリーグのトレード移籍期限が過ぎ、1年目からトレードが噂されていたボルティモア・オリオールズの菅野智之の残留が決まったが、来季も菅野がオリオールズのユニフォームに袖を通しているかは怪しいという。

菅野はここまで20試合に登板して8勝5敗、防御率4.38。勝利数はチームトップタイで、QSもチームトップであり、先発の柱といえる…のだが、これは表面的な成績での話。

メジャーリーグはあらゆる成績を数値化・分析した「セイバーメトリクス」が重点的に用いられ、指標が選手の評価軸となるといい、あの松坂大輔も、これに基づけば一気に評価は落ちるという。

松坂はメジャー2年目に18勝3敗、リーグ3位となる防御率2.90を記録。一見すると文句のない、サイ・ヤング賞すらあり得る好成績に見えるが、現地での評価は低く、連日バッシングにさらされたとのこと。

その要因として、松坂は29試合先発でたったの167.2投球回、1試合あたりの投球回数は6イニング以下。QS率は48%、1イニングあたりの投球数はリーグワースト2位と、テンポの悪い投球が目立ったという。松坂ほど醜悪ではないが、菅野もこの“成績以上に評価はない”ピッチャーに分類されるという。

実際の防御率は4点台前半だが、守備や運の要素を排除した指標である「期待防御率」(xERA)は5.81。期待被打率(XBA)も.302と3割超え、期待長打率も(xSLG)も.533。
近年のメジャーでは奪三振が評価されるが、奪三振率も15.2%。これらの指標はいずれも、メジャーの下位5%に入るほど悪い数字だとのこと。

このように、菅野は見かけの成績こそ優良なイニングイーターだが、メジャーで重視される指標の面では落第点と言わざるを得ないといい、チームトップの勝ち星も、松坂同様に味方の守備や援護に助けられている面が強く、1年契約であることをふまえると、来季の契約は綱渡りのようだ。

「シーズン中のトレードこそ回避したが、後半戦に巻き返さないと、今季限りでの退団もありえる。元から1年契約で、ただでさえクビになりやすいですし、年齢もあって来季には日本球界復帰なんてことも考えられるでしょう」(スポーツ紙MLB担当)

春先の好調を取り戻し、サムライの意地を見せてほしいものだと「週刊実話WEB」が報じている。

菅野智之トレード回避も危うい来季契約 成績以上に微妙なセイバーメトリクス指標/サマリー|週刊実話WEB菅野智之トレード回避も危うい来季契約 成績以上に微妙なセイバーメトリクス指標/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部