『夏の甲子園』まさかの「握手拒否」抗議か

8月5日に開幕し、熱戦が続く夏の甲子園「第107回 全国高等学校野球選手権大会」だが、その盛り上がりに水を差したのが、全国屈指の強豪校として知られる広島県代表の広陵高校だったようだ。試合直前になって、野球部員による集団暴行事件が発覚したとのこと。
今年1月に野球部で集団暴行があったとする告発が、SNSで加害者の実名とともに拡散。暴力を受けた部員は転校し、高野連からは3月上旬に厳重注意を受けていたことが明るみに出たといい、これまでの出場校による不祥事の事例に照らして「今大会への出場を辞退すべきではないか」との指摘が相次いだが、出場を強行したことで、批判は日増しに強まっている様子。
大会3日目となる8月7日、広陵は北海道代表の旭川志峯と対戦し3-1で勝利を収めたが、ここで異例の事態が。
試合後に健闘を称え合う挨拶で、旭川志峯の一部メンバーに「握手拒否」と受け取れる動きが見られたといい、これに「集団暴行への抗議ではないか」との見方が広がったという。
広陵野球部をめぐっては「新たな暴力事案」に関する証言が飛び出しているが、前代未聞の番組内容となったのが、「熱闘甲子園」(テレビ朝日系)だったようだ。
「通常は対戦する両校の選手を追った取材VTRを放送しているのですが、この試合を伝えた7日の放送では、広陵に関する特集は全くなし。スタジオのヒロド歩美、古田敦也氏、斎藤佑樹氏も同校についてはコメントしなかった。1981年にスタートした『熱闘甲子園』で、このような内容は一度も見たことがありません」(スポーツメディア関係者)
広陵の中井哲之監督は試合後に、
「いろんなことが、皆さんにご心配をかけた」
と謝罪。これで歴代5位に並んだという「甲子園で春夏通算80勝」は、汚れた節目となってしまったと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部