2025/8/11 10:04

『ローソン』快進撃、売上高の増加率が業界ダントツ1位「約4週間で300万個突破する人気商品となりました」

ローソン

ローソンの業績が好調だ。2025年2月期の営業収益(売上高に相当)は1兆1707億円、純利益は599億円でともに過去最高。その勢いは既存店売上高の増減率(前年同月比、カード・チケットの影響を除く)にも表れており、6月は7.7%であり、競合他社のファミリーマート(約2.7%)、セブン-イレブン(2.0%)を大きく上回る。その背景には、ローソンが数年前から進めている、商品や店舗の売り場づくり、収益力向上などに関する多面的な改革が存在する。その改革の舞台裏について、ローソンへの取材を交えて追ってみたい。

ローソンの業績伸長の理由について、同社は次のように説明する。

「2020年に立ち上げた『ローソングループ大変革実行委員会』で進めてきた商品の刷新や店舗の品揃え・接客などQSCの徹底、デリバリーサービス導入店の拡大などの改革、『ハピろー!』の販促効果が出ております。22年度から『地域密着×個客・個店主義』を戦略コンセプトに掲げ、よりお客様に近い現場で、顧客価値の創造を徹底追求する体制を強化。先行エリアとして『北海道カンパニー』『近畿カンパニー』を新設してエリアの特性を把握し、お客様・マチの変化に素早く対応して地域密着を目指す形としました。23年度からはカンパニー制を全国に拡大し、『地域密着×個客・個店主義』のさらなる推進を行っております。カンパニー制により、意思決定スピードが高まり、これまで以上に地域に根差した商品開発や出店などが進んだことも奏功しました。

 商品については、『定番商品』と『チャレンジ商品』の2軸で商品開発を実施。お客様の日常使いのニーズに応え、売り上げのベースとなる定番商品では、22年度から一部の定番商品に対して、お客様による試食調査を実施し、その結果をもとに発売の判断や商品改良を行っています。お客様の変化に対応し、差別化による新規顧客獲得を狙うチャレンジ商品では、人気の弁当がおにぎりになって手軽に食べられる『具!おにぎり』シリーズなど、タイパ+食べ応えある商品を発売し、ご好評いただきました。また、時間をかけずに野菜もお肉もバランスよく食べたいといった声にお応えする『振っておいしいパスタサラダ』については、発売から約4週間で300万個突破する人気商品となりました」(ローソン)

と、ビジネスジャーナルが報じている。

ローソン快進撃が止まらず、5年間の大改革が奏功…既存店売上高の増加率が業界ダントツ1位 | ビジネスジャーナルローソン快進撃が止まらず、5年間の大改革が奏功…既存店売上高の増加率が業界ダントツ1位 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部