子供は泣き寝入り『マクドナルド』わずか数時間で終了

チビッコたちには絶望の3連休になってしまった。8月9日から発売されたマクドナルドのハッピーセット「ポケモンカード」店頭配布が、人気店ではわずか数時間で終了してしまったからだ。
〈8月9日から8月11日の3日間限定で予定しておりましたハッピーセット「ポケモン」をお買い求めのお客様へのポケモンカードの配布は、予想を上回る売れ行きのため、多くの店舗で終了となりましたことをご案内申し上げます。早期の配布終了により、楽しみにしてくださっていたお客様のご期待にお応えできなかったことを心よりお詫び申し上げます〉
マクドナルドは公式サイトでこんなコメントを発表したのだが、ポケモンカードと一緒に配られていたハッピーセットのオモチャとハンバーガーが店内のゴミ箱に捨てられている写真がSNS上で拡散され、早期配布終了したポケモンカードはメルカリなどのオークションサイトで、1枚2000円前後で転売、取り引きされている。
マクドナルドは今年2月に「星のカービィ」のコラボセットがわずか2日で販売終了。5月には「ちいかわ」「Minecraft(通称マイクラ)」コラボも、販売2日後に終了している。今回のポケットモンスターコラボに至っては、わずか半日でカード配布終了となった。
ちなみに昨年、日本マクドナルドがポケモンとコラボした際には、早期終了は起きなかった。8月9日から始まったポケモンコラボは8月29日の第3弾終了までオマケをもらえたし、お盆期間中に期間限定配布されたポケモンアーケードゲームで使える「ポケモン フレンダピック」は、早期配布終了することもなかった。
この間、日本マクドナルドの持ち株会社、日本マクドナルドホールディングス(HD)では、トップ交代劇が起きている。日色保社長兼CEOが今年3月に退任。事業会社の日本マクドナルド社長で香港出身のトーマス・コウ氏がHDの社長兼CEOに就任している。
今年5月にちいかわ、マイクラのおまけ配布早期終了と外国人客による大量買い占め、ハンバーガーの廃棄でSNSが大炎上したにもかかわらず、同社は今回のポケモンコラボでも実効性ある対策をとらず、火に油を注ぐ事態になっている。
外国人客の買い占めを規制せず、子供は泣き寝入り。売り物であるハンバーガーを食べずに捨てさせることが、日本マクドナルドの「グローバル化」「多様性」なのだろうかとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部