『大ヒット映画』ブームで、復帰か

天海祐希主演のドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)の第5シーズンが、10月からスタート。
12月26日公開の劇場版に連動し、ドラマ新シリーズが開始されるが、両親の自殺幇助の罪に問われ、劇場版『緊急取調室』を公開延期に追い込んだ4代目市川猿之助の復帰が注目を集めている。
「映画は2022年にクランクインしたんですが、同年7月に安倍晋三元首相が奈良県で銃撃され死亡。撮影が延期になった。翌年、撮影は再開され、’23年6月の公開予定でした」(映画製作スタッフ)
もともと劇場版『緊急取調室 THE FINAL』のストーリーは、以下の通りだった。
超巨大台風が日本列島に迫る中、猿之助演じる内閣総理大臣・長内洋次郎が暴漢に襲撃されてしまう。テロ事件解決のために緊急事案対応取調班(通称・キントリ)が招集され、襲撃犯の森下弘道(佐々木蔵之介)の取り調べを開始する――。
しかし、映画公開が約1カ月後に迫った5月18日、猿之助が女性セブンに掲載されるスキャンダル記事に悩み、両親と一家心中を図った。
唯一生き残った猿之助は自殺幇助の疑いで逮捕・起訴され、懲役3年執行猶予5年の判決を受け、活動を休止している。
「猿之助の逮捕で映画はお蔵入りが噂されましたが、天海の強い要望もあり、猿之助の代役を石丸幹二が務め、無事撮り終えた。そして、今年12月末に公開される運びとなった」(スポーツ紙記者)
猿之助はまだ執行猶予期間中だが、歌舞伎俳優名鑑の『かぶき手帖2025年版』への掲載が臆測を呼んでいる。
「かぶき手帖は、日本俳優協会や松竹が編集・発行している。’24年版は猿之助事件の影響で発売されなかった。
今回のかぶき手帖でも猿之助を“人気、実力、才気煥発と三拍子揃った役者である”と紹介している。
執行猶予が明けるのは’28年ですが、その前に歌舞伎ファンのバイブルとされるかぶき手帖に掲載したということは、猿之助の早期復帰を窺わせます」(出版関係者)
歌舞伎でいえば、朗報がある。
6月6日に公開された映画『国宝』が大ヒット。公開約2カ月半で興行収入110億円を突破した。実写日本映画では『南極物語』を抜き、歴代2位となった。
「映画を見た若者たちが歌舞伎に興味を持ち、ブームが起きています。勧進元の松竹側はブームに便乗して猿之助の復帰を考えているようです。
3代目市川猿之助は古典芸能化した歌舞伎とは異なる現代風『スーパー歌舞伎』の創始者。4代目猿之助は、その後継者。
彼の復帰は若者にも歓迎されると思いますよ」(芸能関係者)猿之助復帰を緊急取調べ。と週刊実話WEBは報じた。
編集者:いまトピ編集部